八王子市立南大沢中学校において「学生によるプログラミング教育出前授業」を実施しました
実施日時
日程 令和6年1月16日(火)、17日(水)
場所 八王子市立南大沢中学校(東京都八王子市南大沢3-7)
対象 中学2年生
講師 本校情報工学科5年生 教育支援グループ6名 (各日4名)
取り組み概要
本校情報工学科では、社会実装を軸とした「卒業研究」や授業「社会実装プロジェクト」に関係する取り組みの一つとして、小学6年生や中学生向けのプログラミング学習教材と教育手法について検討し出前授業を実施しています。
本取り組みは、八王子市教育委員会からの要請のもとスタートし、文部科学省が示すプログラミング教育のねらいに即し、情報工学科教員の指導のもとに学生主体で行われています。
現在、八王子市内の小学校では「マイクロビット(micro:bit)」と呼ばれる小さなコンピュータが導入されています。プログラミング出前授業は、マイクロビットを使った内容とし、アクティブラーニング要素を踏まえた体系的な授業を通して、児童生徒が興味を持って楽しく学べることを目指しています。
授業内容
授業は、技術の時間2校時分を使用し、2人または3人のチームに分かれ行います。計測・制御のプログラミングとして、ラジコンカー(コントローラーと車)のプログラミングを題材とし、準備したワークを使いながら進めました。
授業前半では、2つのマイクロビットを使い、ラジコンカーの基本部分として、直進する動作をプログラミングし、実際に走らせました。授業後半では、右左折やバックの動作の他、距離センサーを使うことで、障害物があると停止する動作をプログラミングしました。
時間も限られる中で少し難しい部分もあったかとは思いますが、生徒は積極的に授業に参加してくれており、それぞれの班で工夫したラジコンカーを走らせるなど、楽しくプログラミングを行えていた様子でした。
本出前授業では、年齢の近い高専生と小中学校の児童生徒が間近でコミュニケーションをとることで、IT分野や将来のエンジニアなどに興味を持ってくれることも期待しています。