物質工学専攻1年生が材料技術研究協会討論会2022で優秀講演賞を受賞
本校専攻科 物質工学専攻1年の渡邉知樹さんが、2022年12月1日(木)・2日(金)の材料技術研究協会討論会2022にて、伊藤未希雄物質工学科准教授および物質・材料研究機構(NIMS)エネルギー・環境材料研究拠点 野口秀典上席研究員と行った研究を口頭発表し、優秀口頭講演賞を受賞しました。
渡邉さんは天然アミノ酸の一種のプロリンのはたらきを研究しています。プロリンはタンパク質の構成成分として我々のからだをつくる身近な分子ながら、ある分子を他の分子に変換する「触媒」としてもはたらく面白い分子です。
2021年のノーベル化学賞もプロリンの触媒作用の研究に対して与えられたことから、その注目度がわかります。
渡邉さんは現在もNIMSの野口上席研究員のもとで、プロリンをその機能を保ったまま金属の基板上に固定して、簡単に取り扱う技術を社会実装することを目指して研究しています。

左から谷合校長、渡邉さん、伊藤准教授