八王子市立東浅川小学校において学生によるプログラミング教育出前授業を実施しました
【実施概要】
日程 令和5年2月20日(月)
場所 八王子市立東浅川小学校 6年生教室(東京都東京都八王子市東浅川町550-22)
対象 6年生2クラス (1組3,4校時目,2組5,6校時目)
講師 本校情報工学科4年生4名,5年生1名,専攻科2年生1名
【実施概要】
授業「社会実装プロジェクト」や卒業研究の一環として、本校学生による小学生6年生向けのプログラミング学習教材の開発及びその教育手法の構築を行っています。
八王子市内の全小学校に置かれている「マイクロビット(micro:bit)」と呼ばれる小さなコンピュータを活用し、単なる操作にとどまらず、論理的に考える力を養成するためにアクティブラーニングの要素も取り入れた内容となっています。
本取り組みは、八王子市教育委員会からの要請のもと、授業内容や実施方法は、文部科学省が示すプログラミング教育のねらいに即し、情報工学科教員の指導のもとに学生が主体で行われています。
【授業内容】
今回の授業は総合の単元を利用し、各クラス2校時の授業で構成されています。東浅川小6年生児童は既にマイクロビットを使った経験があることから、マイクロビットのプログラミング方法など導入部分については信号機のプログラミングを通してテンポよく行い、ライントレーサーを利用したプログラミングに少し多めに時間を充てる形式で実施しました。
「ライントレーサー」と呼ばれる車には光センサーやモーターが取り付けられています。児童2~3人のグループになり、光センサーからの信号を利用し、モーターの動きを制御するプログラミングを行うことで黒い線(ライン)の上を走る車を実現します。
児童は、ライントレーサーに取り付けたマイクロビットのLEDを顔の形に点灯させ走らせたり、サイレンなどの音を鳴らしながら走らせるなど、班それぞれの工夫を加えたライントレーサーに仕上がっていました。ところどころ少し難しい話もあったと思いますが、児童は積極的に取り組み、楽しくプログラミングを学べた様でした。
この出前授業では、比較的年齢が近い高専生の説明やサポートの様子を児童が間近に見ることにより、情報分野への興味や、将来のエンジニアを目指すための道しるべとなることも期待されます。