物質工学科4年生が数学の国際的な研究集会にて成果を講演

令和3年11月19日に,物質工学科4年生(大学1年生相当の学齢)の柏原藍さんが数学の国際的な研究集会「スペクトラルグラフ理論および周辺領域」において「同一多角形連結有向グラフとその固有値(On the spectra of digraphs with connected n-gons)」という題目で講演しました。
柏原さんは,この研究を始めるにあたって,まず,2018年度の物質工学科卒業研究において課題になっていた数学的問題を解決する方法を提案しました。その後,提案手法をさらに発展させ,問題の本質にまで踏み込んだ理論を構築しました。その理論は専門家からも評価が高く,今回の講演に至ったとのことです。
この研究集会は,同分野を牽引する国際的な研究者も参加する集会として知られています。学術的にレベルの高い研究集会で講演することは,数学を専門に学ぶ大学院生にとっても難易度が高いと言われています。これを4年生で成し遂げたことは卓越した成果と言えるでしょう。
将来的には、この成果をまとめ、国際的な学術雑誌へ投稿したいとのことです。

発表した柏原さんと谷合校長