相模原市立中野中学校で出前授業をおこないました

令和元年9月10日(火)に、相模原市立中野中学校3年生に、マガキをつかった初期発生の観察実験を実施しました。

昨年に実施した「心拍観察実験」に続いて同じ学年が進級し、2度目の出前授業でした。ちょうど「有性生殖」を学習した直後、次は「減数分裂」を学ぶため、生徒たちにとっては最善のタイミングでの実施となりました。

生徒たちは、有性生殖の「精子」と「卵」と「受精」を復習した後、夏のマガキの生殖巣を爪楊枝でツンツン、とつっついて配偶子のプレパラートを観察。席に戻って、染色体の数を減らす「減数分裂」の予習し、マガキの卵が受精をしてから減数分裂する様子が観察する説明を受けました。

プランクトン計数板に卵液を注入してピントを合わせ、スタンバイ。精子懸濁液が注入されると次々と受精して卵の形が変わり、極体を放出して減数分裂していく様子をリアルタイムに観察しました。

生徒さんから「授業で言葉だけは習いましたが、本当に実物をみられてとても勉強になりました」と感想をもらいました。

相模原市理科指導主事、中野中学校の校長先生と多くの先生も見学にみえました。理科室に冷房がないことからスポットクーラーをいれ、カーテンを急遽付けるなど、多くの先生方にご協力していただき感謝申し上げます。