佐藤知正元特命教授が関東工学教育協会賞を受賞しました

東京高専発の社会実装教育の黎明期より継続してお力添えをいただいている佐藤知正東京大学名誉教授(元本校特命教授)が、令和元年5月23日に関東工学教育協会賞(論文・論説賞)を受賞いたしました。日本工学教育協会論文誌「工学教育」掲載の論説「科学技術イノベーション実現のための社会実装教育 ~社会実装コンテスト~」(2017年65巻4号)が高く評価されての受賞になります。

社会実装教育とはイノベーションを実現できる技術者育成を目指した教育です。学生はチームで①課題の把握、②新たな価値の考案・試作、③社会への導入、④評価を得るという活動を繰り返し、自ら考えて行動する力を身につけます。学生が社会に繋がることの重要性を体感するというユニークで全く新しい教育です。平成23年度よりスタートし、これまでに21校以上の国立高専の参加実績があります。受賞論説は、社会実装による工学教育のあり方が示されています。共著者の林丈晴山梨大学大学院准教授、大塚友彦本校電子工学科教授も共同受賞となりました。

平成30年度関東工学教育協会賞表彰式の様子
(左から順に、龍野会長、佐藤知正東京大学名誉教授、
林丈晴山梨大学大学院准教授、大塚友彦教授)

平成30年度関東工学教育協会賞の表彰状