2018夏休みサイエンススクエアに出展しました。
平成30年7月27日(金)、28(土)、29(日)に国立科学博物館において行われた、2018夏休みサイエンススクエアに本校から中野助教、雑賀技術専門職員が出展し「天然水の硬度を測定してみよう」という講座を実施しました。
講座には、3日間で合計122組の参加者があり、同伴した保護者や弟妹を含めると250人近くの方々に対して講座を提供できました。本人に内容を少しでも理解してもらうために、中学生以上の参加者を期待していましたが、実際は小学生が全体の8割を占めていました。
「滴定」は化学の世界では初めに学ぶ教育的にも重要な操作であり、正確な濃度を求めるためには、相応の知識と高度な技術が求められます。しかし今回、難しい部分を取り除いて、できるだけ簡単な操作だけを体験してもらう内容にしたことで、全く化学の経験がない親子でも難なく分析を進めることができました。また市販品をサンプルとして用いることで、より現実的な分析操作体験を提供できたことが好評を得る原因となったと考えます。実験後に「楽しかった。良い経験をさせてもらった。」と感謝の言葉を残して退場する保護者の方もいらっしゃいました。
「中学卒業したら高専へ」という標語を作って実験会場前面に掲示し、さりげない広報活動が功を奏し、実験後にこちらが準備したパンフレットを持ち帰る保護者の方々も多く見られ、高専の周知活動としても大きな成果を上げたと思われます。