髙橋教授が化学教育賞を受賞しました。

物質工学科の髙橋三男教授が日本化学会の第42回化学教育賞「手作り酸素センサを用いた創造的化学教育への開拓」を受賞しました。

日本化学会は、その前身の化学会が1878年(明治11年)に創立されて以来140年の歴史を持ち、会員数が約3万名を擁するわが国最大の化学の学会です。
会員の中には、これまで7名のノーベル化学賞受賞者がおり、日本から世界に向けて研究成果を発信している学会です。今年の化学教育賞の受賞者は髙橋教授を含めて2名のみであり、本当に栄誉なことです。

髙橋教授は本校の一般化学教育および物質工学科の学生指導に尽力する傍ら、手作りの酸素センサを題材にした研究を続けてきました。また、本校での教育活動にとどまることなく、その研究成果を種々多様な教材開発につなげ、酸素センサを約1000台準備して全国に向けた普及活動にも取り組みました。

これは、日本中の小・中・高等学校などの化学教育に恩恵を与えるものとなり、2017年の小学校新学習指導要領解説にも「気体センサー」という言葉が登場するようになりました。今回の受賞は、このような髙橋先生の功績が評価されたものです。

 

髙橋教授と新保校長