きぎょう2015年度
平成27年度卒業式・修了式
平成28年3月19日、第47回卒業証書授与式及び第12回専攻科修了証書授与式を本校第一体育館にて挙行しました。
古屋校長、ご来賓の皆様、教職員、保護者に見守られる中、卒業生198名、修了生31名が本校から巣立ちました。
【 校長告辞 】
おはようございます、校長の古屋一仁です。
学生の皆様、保護者の皆様、本科卒業、専攻科修了おめでとうございます。来賓の皆様、お祝いに駆けつけて頂き
、まことにありがとうございます。皆様と、本校の全教職員が一堂に会して式を挙行でき、とても嬉しいです。
学生の皆さん、技術にかかわる者として原発のことを忘れてはなりません。福島で事故を起こした原発では、熔けた核燃料を取り出すまで、長期にわたり懸命の作業が続けられるということを忘れてはいけません。私達の仲間である福島高専では廃炉技術者を目指して若者たちが勉強しています。この一大事業に技術者が取り組んでいることを私たちは忘れてはなりません。
本科卒業生、専攻科修了生の皆さんは生涯学び続ける力を身に着けました。学びは人生を豊かにし、楽しくします。どうぞ学び続けてください。
恒例により課外活動などで著しい成果を挙げた人達、人命救助した人もいますね、校長賞受賞者のお名前を読み上げます。
豊原 直樹 君、
三品 巧 君、
安藤 佳輝 君(3回)、
塩津 勇作 君(2回)、
外崎 縁 君、
(※本来、「崎」は「大」でなく「立」ですが、ホームページの都合上「崎」と致します)
鳥居 洸介 君、
渥美 亮祐 君、
坂上 晴信 君、
佐藤 佳 君、
佐藤 俊太 君、
下中 直紀 君、
鈴木 大介 君、
高石 一樹 君、
(※本来、「高」は「はしごたか」ですが、ホームページの都合上「高」と致します)
後藤 健太 君、
武末 早織 君、
虻川 みのり 君、
以上16人の皆さんです。
さて皆さんは日本国際賞という賞をご存知でしょうか?
日本にノーベル賞並みの世界的な賞を作ってはどうか、と政府が構想を練り、松下幸之助さんが寄付して31年前に創設された賞です。全世界で一番の科学・技術者が選ばれるのです。独創的で飛躍的な成果を挙げ、科学と技術の進歩に大きく寄与し、もって人類の平和と繁栄に著しく貢献したと認められる人に与えられます。ノーベル賞と比べると技術に対する重みが大きい賞であると私は感じています。
これまでの授賞からいくつかピックアップしますと、
第1回は衛星通信を提唱したピアース博士、
第3回はレーザーを実現したメイマン博士、
第12回はガラスファイバ通信を提唱したカオ博士、
第30回は光ファイバ通信用半導体レーザー研究を先導した末松安晴博士。
末松先生には東京高専の50周年記念講演をして頂きましたね。私は皆さんと末松先生との真剣で温かい質疑応答がとても嬉しかったです。
そして本年、第32回の授賞が東京工業大学の細野秀雄教授に決まりました。
細野先生は東京高専と関係が深いのですよ。5期生として入学し、3年間東京高専それも学寮で過ごされました。50周年の祝賀会に駆けつけて祝ってくれました。
細野先生は3つ世界レベルの研究業績を挙げられました。第一は鉄系超伝導材料発明で、この論文は引用件数が世界一です。第二はイグゾーの発明で、これはディスプレイの性能を格段に改良しました。第三はアンモニア合成触媒の発明で、エネルギーを大幅に節約できます。アンモニアは肥料の主原料。肥料は食料生産に欠かせない。ですから人類が使うエネルギーを節約できるとても役に立つ発明です。
皆さんの先輩である細野先生はこんなことをおっしゃっています。二つだけ紹介しましょう。
まず一つ目。
『好きなことに本気になれ!人生にはきらいなことをしているヒマなどない』
私はとても共感します。東京高専の校長に任命されたとき、それが好きかどうかは正直分かりませんでした。が、徐々にこの仕事が大好きになり本気になって6年間勤めました。他のことをしているヒマなどなくこれだけに集中して一生懸命やりました。こんな風にして、何かを好きになる、もアリです、皆さん。
二つ目は『回り道こそ、力になる』です。
細野先生がこのことを言ったのを私は面白いと思いました。これは漱石の小説「道草」やスティーブ・ジョブズの話”Connecting dots”と通じているからです。回り道とは、ストレートルートではなく、当人がそのときには位置関係に気づいていないから、一見、回り道なのです。後から振り返って、この回り道こそ、力になった、大切だったと分かるのです。回り道は実は大切なものを指しているのですよ。
細野先生にとっての回り道の一つが、東京高専時代、宇井純先生との出会いです。この出会いを、人生の恩師との出会いと本に書いています。私は最近読んだのですが「好きなことにバカになる」という本です。
ジョブズは、ドット、を掴んだのは内なる声に従った結果だったと言っています。
人生は面白いですよ、皆さんも大切な回り道やドットを掴んで下さいね。
日本国際賞を受賞される細野先生の言葉をお伝えし皆さんへのはなむけとします。
私も皆さんと一緒に東京高専を卒業しますが、教職員一同とともに皆さんの前途に幸多かれと祈り告辞といたします。
平成28年3月19日
東京工業高等専門学校 校長 古屋一仁
専攻科1年生 赤城合同フレッシュセミナー
平成27年9月24日から25日にかけて、東京高専が幹事校となり、関信地区高等専門学校専攻科7校から合計学生50名が国立赤城青少年交流の家に集まる専攻科赤城合同フレッシュセミナーが開催されました。
オリエンテーションに引き続き各校の専攻科の紹介の後、赤城山山麓の鶉山ハイキングに出掛けて、他の高専の学生たちと交流を持ちました。さらに、各校から代表者による特別研究の発表会が開催されました。本校からは物質工学専攻の大屋くんが発表し、大変な盛況でした。
今年は昨年度までの全員参加と異なり選抜された学生が参加し、それに伴い新たにハイキングと研究発表を行いました。その結果、運動面や学習面でそれぞれの専攻科の学生の交流が活発に行われました。
(文責:学生課教務係 平成27年9月25日掲載)
英語弁論大会でスピーチ部門1位、レシテーション部門2位に入賞!
11月14日(土)、第30回関東信越地区高専英語弁論大会がサレジオ工業高等専門学校で行われました。この大会は関東信越地区10高専の代表による発表会で、本校からは、スピーチ部門に3J シンシェンさんと4C原田祐弥君、レシテーション部門に1-2加藤功夢君と2C高橋英暉君が参加しました。
各校から選抜された学生たちの素晴らしい発表が続く中、東京高専の学生も十分に練習成果を発揮し、3J シンシェンさんがスピーチ部門1位に、2C高橋英暉君がレシテーション部門2位にそれぞれ入賞しました。惜しくも受賞を逃した他の参加者にも貴重な経験となりました。
なお、来年度の第31回大会は東京高専が主管校となり、2016年11月12日(土)に開催されます。
東京高専から出場した原田君、シンシェンさん、高橋君、加藤君(写真左から)
本校学生がインターハイへの出場権を獲得
本校機械工学科3年の青柳遼君が卓球競技男子シングルスにおいて、東京都予選で第5位となり、8月に滋賀県で行われるインターハイへの出場権を獲得しました。
青柳君本人コメント
「負けても失うものはもうないので楽しんで試合をしたいと思います」
H28八王子市小学校教員理科研修を実施しました
平成28年7月28日、連携協定を締結している八王子市教育委員会からの依頼で、八王子市小学校教員理科研修を行いました。
この研修は、理科実験や観察の基礎を学び、小学校の児童達への理科教育に活用していただくのが目的で、八王子市内小学校2年目の教員30名が参加しました。
今回は、「理科実験を安全に行なうために」という安全教育を実施した後、「海産無脊椎動物を使って実験しよう」、「身近な物理現象を体験してみよう」という2つのテーマに分かれて研修を行いました。
研修終了後のアンケートでも、理科の楽しさを子ども達に教えたい等大好評でした。また、小学校の理科室で実験を行う上で安全管理が重要だということを改めて意識していただけたことがわかりました。今後の理科の授業で役立てていただければと思います。 (文責:総務課企画係 H28.8.5)
理科実験を安全に行うために(担当:伊藤未希雄准教授)
海産無脊椎動物を使って実験しよう(担当:伊藤篤子准教授、向川技術職員)
身近な物理現象を体験してみよう(担当:大野准教授、前段准教授、藤井講師、黒澤技術専門職員)
H28相模原市小中学校理科担当教員研修を実施しました
相模原市教育委員会との連携事業の一つとして、平成28年8月5日(金)に相模原市の小中学校理科担当教員を対象にした理科研修を開催しました。本研修は小中学校理科教員の実践的指導力の更なる向上を図ることを目的として平成20年度から実施してきたもので、今年が8回目になります 。
今回の研修では6名の理科担当教員が参加し、物質工学科の城石准教授と一般教育科の大野准教授が、それぞれ「液体窒素などを使ったおもしろ化学実験」「身近な光の実験」をテーマとして研修を実施しました。また、機械工学科の多羅尾研究室を見学し、学生から現在取り組んでいるロボット開発などの説明を受けました。
参加した教員の皆さんは、それぞれの実験等に熱心に取り組まれており、有意義な研修となりました。今回の実習内容を今後の理科教育に少しでもご活用いただければ幸いです。
(文責:総務課企画係H28年8月9日)
液体窒素などを使ったおもしろ化学実験
身近な光の実験
機械工学科多羅尾研究室の見学
第26回プログラミングコンテスト課題部門優勝!自由部門準優勝!
平成27年の全国高等専門学校プログラミングコンテストは10月11日(日)、12日(月・祝)に行われ、東京高専からは課題部門、自由部門、競技部門の3部門に出場しました。競技部門は、上位1/3で争われる決勝に駒を進めながら惜しくも入賞は逃しましたが、課題部門と自由部門では数々の賞を受賞しました。
【課題部門】
文部科学大臣賞、最優秀賞、情報処理学会若手奨励賞、NAPROCK PROCON2015 Grand Prize、東芝ソリューション企業賞
「ホップ!ステップ!マップ!―小学校での安全活動支援システム―」
専攻科2年 機械情報システム工学専攻 虻川みのりさん
情報工学科5年 渥美亮祐君
情報工学科5年 下中直紀君
情報工学科5年 鈴木大介君
情報工学科5年 後藤健太君
【自由部門】
優秀賞、NAPROCK PROCON2015 Second Prize
「PULL DOG―視覚障がい者導きシステム―」
情報工学科5年 佐藤佳君
情報工学科5年 高石一樹君
情報工学科5年 坂上晴信君
情報工学科5年 佐藤俊太君
情報工学科2年 木岡拓海君
東京高専「ホップ!ステップ!マップ!開発チーム」起業家甲子園で3社から企業賞を受賞
起業家甲子園は、全国で催されるコンテストなどから選抜された高専生、大学生、大学院生等による優秀なチームが集い、ICTを用いた商品・サービスを競い合うビジネスコンテストです。
平成28年3月8日(火)にコクヨホール(東京・港区)において、情報通信研究機構により開催されました。
今年度は全国から選び抜かれた11の選抜チームが競い合い、非常にレベルの高いコンテストとなりました。
その中でホップ!ステップ!マップ!開発チームは3つの協賛企業特別賞
□ TBSイノベーション・パートナーズ賞
□ フジ・スタートアップ・ベンチャーズ賞
□ NTT西日本賞
を受賞しました。また、ファイナリストとして表彰を受けました。
プレゼンの様子
チームメンバー
受賞チームメンバー
〇情報工学科5年 渥美亮祐君
〇専攻科2年 機械情報システム工学専攻 虻川みのりさん
〇情報工学科5年 下中直紀君
〇情報工学科5年 後藤健太君
※メンター:株式会社jig.jp 代表取締役社長 福野泰介
※指導教員:情報工学科 准教授 吉本定伸
参考WEBサイト:起業家甲子園(外部リンク)
「ホップ!ステップ!マップ!」制作チームがBCN ITジュニア賞を受賞
受賞の様子
平成28年1月29日(金)に東京国際フォーラムで開催されたBCN AWARD 2016 / BCN ITジュニア賞 2016 表彰式において、東京高専「ホップ!ステップ!マップ!」制作チームがBCN ITジュニア賞2016を受賞しました。
「BCN ITジュニア賞」はITに取り組む若者を対象としたコンテストで優秀な成績を収めるなど、優れた技術をもつ若きエンジニアを表彰する制度で、今回は5チームと個人5人が選出され、第26回プログラミングコンテスト課題部門において「ホップ!ステップ!マップ!―小学校での安全活動支援システム―」で最優秀賞に輝いた「ホップ!ステップ!マップ!」制作チームが受賞しました。
受賞チームメンバー
専攻科2年 機械情報システム工学専攻 虻川みのりさん
情報工学科5年 渥美亮祐君
情報工学科5年 下中直紀君
情報工学科5年 鈴木大介君
情報工学科5年 後藤健太君
※指導教員:吉本定伸 情報工学科准教授
参考WEBサイト:BCNランキングhttp://bcnranking.jp/itjr/winning/2016/index.html
「PULL DOG 視覚障がい者用導きシステム」が最優秀賞を受賞!
受賞の様子
古屋校長と
12月12日(土)“第2回多摩の学生まちづくりコンペティション2015”の本選がたましんRISURUホールにて開催されました。本コンペは、学生がまちづくりの手法を学び、実践しながら新しいアイディアを発見するとともに、学生からの提案が行政やコミュニティ、中小企業、商店街などを含めた多摩地域全体の“元気”につながり、多摩地域の魅力づくりを目指すものです。
<PULL DOG開発チームメンバー>チームリーダー:佐藤佳(5J、松林研究室)、ソフトウェア(Android)担当:高石一樹(J5、松林研究室)、ハードウェア(RFID)担当:佐藤俊太(5J、山下研究室)、ハードウェア(GPS・みちびき):坂上晴信(5J、山下研究室)、チームメンバー:木岡拓海(2J)※木岡君は、12月5日(土)に行われた第7回大学コンソーシアム八王子の産業提案部門の発表でも優秀賞を受賞。
※指導教員:松林勝志情報工学科教授、山下晃弘情報工学科助教
※「第2回 多摩の学生まちづくりコンペティション2015」【主催:公益社団法人 学術・文化・産業ネットワーク多摩、後援:立川市 公益財団法人東京市町村自治調査会、協力:日本経済新聞社多摩支局
(文責:総務課企画係 H27.12.21)
第7回大学コンソーシアム八王子学生発表会で本校学生が優秀賞・準優秀賞受賞
12月5日及び6日に八王子市学園都市センターで開催された第7回大学コンソーシアム八王子学生発表会において、優秀賞5件・準優秀賞2件の受賞がありました。
この学生発表会は今年で7回目を数えます。八王子地域にある25の大学・短大・高専から非常にバラエティーに富んだ148件の発表がありました。学生発表会には、産業提案部門と市政提案部門の2種類があります。東京高専からの参加者は2番目に多い25名で、すべて産業提案部門での発表でした。この発表会は幅広い分野の研究成果を企業、学生、市民の前で発表し、産学連携や八王子地域の活性化につなげることを目的としており、優秀な発表に対しては表彰されます。
受賞された学生の皆様、おめでとうございます。
なお、優秀賞18件・準優秀賞16件の総数のうち、東京高専は実に優秀賞の3分の1近くを占めることになり、かなり高い確率で表彰を受けていることになります。これは日ごろの教育研究に対する努力の賜物であります。
材料技術研究協会主催の討論会で本校学生が学生論文賞を受賞
11月28日(土)、 近畿大学東大阪キャンパスで2015年材料技術研究協会主催の討論会が行われ、5年物質工学科武末早織さんが、学生論文賞を受賞しました。
論文のタイトル:「導電性ダイヤモンド電極を用いた純水のSPE電解によるオゾンの生成」
受賞した武末さん(写真右)と川島会長
機械情報システム工学専攻1年学生が日本設計工学会平成27年度春季研究発表講演会において学生優秀発表賞を受賞
5月31日(日)に日本大学理工学部(千葉県船橋市)で行われた(公社)日本設計工学会平成27年度春季研究発表講演会において、大学生、大学院生に交じって本校専攻科学生が口頭発表を行い、機械情報システム工学専攻1年の佐野哲史君(材料力学研究室)が優秀かつ気鋭の研究発表を行った学生に贈られる学生優秀発表賞を受賞しました。
【発表題目】
「被着体簡易加工による接着継手強度向上の試み」
学生優秀発表賞は、将来の設計工学分野を担うべき学生の研究発表の奨励を目的として、毎年春季および秋季に開催される研究発表講演会において優秀なる研究発表を行った登壇者を表彰するものです。
【受賞した佐野君の感想】
「良い機会に恵まれ、この度の研究成果が評価されてとても嬉しいです。今後も研究活動に積極的に取り組みたいと思います。」
物質工学専攻1年学生が優秀ポスター賞を受賞
10月23日に軽井沢で開かれた第8回新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナーにおいて、専攻科1年(物質工学専攻)の大屋彼野人君(城石研究室)は、大学生・大学院生に混じって「中温作動型燃料電池用固体電解質としてのZrO2-1.6P2O5とその改良」という題目で堂々とポスター発表を行い、見事優秀ポスター賞を受賞しました。
東京高専ハンドボール部が全国大会ベスト8進出!
平成27年8月20日(木)から8月21日(金)にかけて第50回全国高等専門学校体育大会ハンドボール競技兼第42回全国高等専門学校ハンドボール選手権大会が、熊本県八代市及び宇城市にて開催され、東京高専チームは、ベスト8進出を果たしました。
全国大会ベスト8進出の東京高専ハンドボール部
今大会は高専大会50回を記念して、例年の12チームによる予選リーグ及び決勝トーナメントではなく、全国の強豪16校を集め、一発勝負のトーナメント制で開催されました。
試合の組み合わせは、開会式が行われる8月19日(水)に公開抽選の形で決定され、東京高専は、八代会場で、四国地区の覇者香川高専高松キャンパスと対戦することが決定しました。
香川高専との一戦は、エースキーパーの5年機械工学科井ノ口魁君が、試合前のアクシデント、怪我の治療のため、ベンチスタートとなりましたが、序盤を無難に切り抜けると、復帰した井ノ口君が、安定したキーピングを見せ、前半を13対9とリードして折り返しました。
後半は5年間を通じてポイントゲッターとして活躍した5年物質工学科金子嗣弘君、2年前の地区大会MVPの5年電子工学科戸澤賢樹君、そして今年の地区大会MVPの内部銀二君が、それぞれ3得点を挙げる活躍をみせ、更に、全国大会ではキーパーとコートプレーヤーの両方で出場経験がある東京高専の秘密兵器5年電気工学科伊藤環君をゲームに投入し、29対19と四国地区チャンピオンの香川高専を圧倒しました。
安定した守備を見せた東京高専の守護神井ノ口魁君
ベスト8進出を果たした東京高専の準々決勝の相手は、全国大会4連覇中の徳山高専でした。
4連覇中の王者の壁は厚く、徳山高専の鉄壁のディフェンスに苦しみ、35点を奪われ、勝利こそなりませんでしたが、4連覇中の絶対王者で、特別表彰も受けた徳山高専を相手に16得点を挙げ、東京高専としての精一杯のゲームはできました。
特に今年が最後の大会となる5人の5年生にとって、徳山高専は1年生の時から、その強さを見せ付けられ、これまで対戦することすら叶わなかった相手でした。最終学年を迎えた今年、大会を実力で勝ち進み、チャンピオンに挑戦するステージまで駆け上がるまでの、成長を見せた彼らの姿は、後輩たちにもよい手本となったと思います。
5年間エースとして君臨した金子嗣弘君
火の国熊本で熱く燃えた東京高専ハンドボール部の戦いは終わりました。東京高専ハンドボール部は、来年へ向け、高体連大会出場やOBとの合同で社会人リーグにも挑戦し、実戦経験を積み来年の大会に向け日々練習に励んでまいります。今後の東京高専ハンドボール部に、是非ご期待ください。
最後になりますが、遠く熊本の地まで部員たちを送り出していただいた保護者の皆様、普段から様々なサポートをいただいているOBの皆様、会場で声援を送っていただいた全ての皆様に感謝申し上げるとともに、規模を拡大した記念大会を滞りなく進行し、選手たちの全力のプレーを引き出していただいた開催校の熊本高専八代キャンパスの皆様にも御礼申し上げます。ありがとうございました。
陸上競技部 高専地区大会 100mでワンツーフィニッシュし全国大会へ
平成27年7月18日(土),19日(日)に千葉県総合スポーツセンター陸上競技場にて関東信越地区高等専門学校体育大会陸上競技が開催されました。
陸上の花形種目の100mで、向かい風1.6mという悪条件の中、電子工学科2年のハムリ楊聖歩君が11.55、物質工学科4年の新堀雄麻君が11.60の好記録をたたきだし、1位,2位を独占して全国大会への出場を決めました。
全国大会での活躍が期待されます。
専地区大会 ハンドボール部が6連覇で全国大会出場決定
平成27年7月13日(日)関東信越地区高等専門学校体育大会ハンドボール競技が東京高専第一体育館にて行われ、地区6連覇を目指した東京高専ハンドボール部が、見事優勝を飾り、全国大会出場を決めました。
苦しみながら6連覇を決めた東京高専ハンドボール部
東京高専チームは、初戦のサレジオ高専戦を48-14で快勝し、長岡高専との全国大会をかけた最終戦に駒を進めました。
豪快にシュートを決めるキャプテン小豆嶋君
長岡高専戦は、ロースコアの接戦となり、前半終了時では8-10、先行され苦しい展開となりましたが、後半に入り逆転し、1点差で最終盤に突入。東京高専は最後の3分で、2年生で主将を務める2年機械工学科小豆嶋大樹君、5年間ポイントゲッターとしてチームを支えた5年物質工学科金子嗣弘君、昨年の主将の3年電気工学科北田成祐君の3連続ゴールで試合を締めくくり、22-18で逃げ切りました。大会MVPには、攻守にわたりチームを支えた5年機械工学科の内部銀二君が選出されました。
5年間地区大会を負け無しで終えた5年生たち(中央がMVPの内部君)
優勝を決めた東京高専は、平成27年8月19日(水)~21日(金)に熊本県八代市にて開催される全国大会に出場します。今回は第50回全国高等専門学校体育大会の記念大会として、全国の強豪16チームによる一発勝負のトーナメント戦での開催になります。昨年全国大会で1勝を上げた東京高専ハンドボール部、上位進出を狙います。
最後になりますが、猛暑の中、学生に対し熱い声援を送っていただいた保護者の皆様、OBの皆様、毎年応援いただき、本当にありがとうございます。また、主幹校として大会運営いただいたサレジオ高専の皆様、東京都ハンドボール協会及び東京都社会人ハンドボール連盟の皆様、すばらしい大会を本当にありがとうございます。よきライバルとして、地区大会を共に盛り上げたサレジオ高専ハンドボール部及び長岡高専ハンドボール部の皆様、皆様の分まで全国大会で頑張って参ります。東京高専ハンドボール部の全国大会での活躍にご期待いただくと共に、今後も応援よろしくお願い申し上げます。
散田小学校でロボコン出前授業を実施しました。
平成27年12月17日、散田小学校5年生を対象としたロボコンゼミによるロボコン出前授業を実施しました。当日は、体育館に今年高専ロボコン地区大会に出場したロボット「沼のかばさん」と「°ゑ」の2台を設置し、ポールに向け輪投げするデモを行いました。ポールに輪がうまくはまると、体育館内は大きな歓声に包まれました。ロボコンゼミ学生のサポートにより、児童にも操作をしてもらい、楽しんでもらいました。
(文責:総務課企画係 平成28年1月15日)
右側が「沼のかばさん」です
椚田小学校で出前授業「風に向かって走るウィンドカーを作ろう」を実施しました
平成27年12月3日、椚田小学校2年生を対象とした吉本定伸准教授の出前授業「風に向かって走るウィンドカーを作ろう」を実施しました。
2年生児童約90名が参加し、保護者の皆様にもお手伝いいただきながら、体育館でプラスチック段ボールや竹串、輪ゴムやタイヤなどを使い、カラフルなウインドカーを作りました。
本校情報工学科制御情報研究室の学生9名もサポートとして加わり、一緒に工夫しながら作ったり、最後は完成したウィンドカーをうちわであおいで走らせたりと盛り上がりました。写真撮影も一緒にするなど楽しい時を過ごすことができました。
この出前授業の様子は、八王子市立椚田小学校のホームページの「学年のページ」の「2年生」にあります。
(八王子市立椚田小学校のホームページ )
http://hachioji-school.ed.jp/kngde/
(文責:総務課企画係 平成28年1月13日)
製作の様子です。
出来上がったウインドカーをうちわを使って走らせます。
「Pull Dog」を第19回「いたばし産業見本市~製造と加工技術展~」の【開発・研究エリア】に出展しました。
出展の様子
いたばし産業見本市では、ものづくり企業を多くかかえている板橋区の産業特性を活かし、企業による優れた製品・技術の展示はもちろん、幅広い産業を支えている区内外の企業の技術、板橋発の新製品を紹介しています。
「Pull Dog」とは、視覚障がい者にとって土地勘の乏しい場所であっても、安全かつ気軽に外出できるようにするために、目的地までのナビゲーション機能を中心に様々な機能を提供するシステムで、松林教員研究室の学生がPRプレゼンを行ないました。また、展示ブースにも特に多くの来場者の見学がありました。(文責:総務課企画係 平成27年11月17日)
ふちゅうテクノフェアに参加しました。
平成27年10月16日、17日にふちゅうテクノフェア(府中市主催府中市工業技術展)に出展し、東京高専が所有している装置を紹介しました。このテクノフェアはものづくり産業の活性化と地域のみなさまのものづくりへの関心を高めることを目的に開催されており、来場した方から装置を使用した分析などの技術相談を受けると共に、東京高専について知って頂く良い機会となりました。(文責:総務課企画係 平成27年10月22日)
「相模原小中学校理科担当教員研修」を開催
相模原市教育委員会との連携事業の一つとして、平成27年8月24日に相模原市の小中学校理科担当教員を対象にした研修を開催しました。本研修は小中学校理科教員の実践的指導力の更なる向上を図ることを目的として平成20年度から実施してきたもので、今年が7回目となりました。
今回の研修では、一般教育科の前段准教授がコイルを用いて電流のまわりにできる磁界を、伊藤篤子准教授が牡蠣を使用した動物発生観察実験入門について簡単な実験を提供しました。
また、機械工学科の多羅尾研究室を見学し、学生から現在取り組んでいるロボット開発などについて説明を受け、学生のいきいきした様子に関心していました。
参加した教員からは、「授業の導入に活用できそうだ。」「実験に自信がついた。」等の意見が寄せられ、有意義な研修となりました。
(文責:総務課企画係 平成27年8月28日掲載)
物理の実験の様子です。
牡蠣の観察準備をしています。
平成27年度『匠塾』の開講式が行われました
「組込みソフト開発基礎講座」の開講式で挨拶する齊藤副校長
平成27年8月20日(木)、平成27年度『匠塾』の開講式が行われました。匠塾は、今年で7年目を迎えています。
企業や大学等で活躍しているエンジニアや専門の技術者をお招きし、本校の設備を活用して、地域の企業で働く若手のエンジニアを対象に、ものづくりを伝授する技術講座を行っています。
開講期間は平成27年8月20日(水)から9月10日(木)まで、週1回(計4回)開講します。
(文責:総務課企画係 平成27年8月24日掲載)
「八王子市小学校教員理科研修」を開催しました
平成27年7月30日、連携協定を締結している八王子市教育委員会からの依頼で、八王子市小学校教員理科研修を行いました。
この研修は、八王子市内小学校2年目の教員を対象としたもので、理科実験や観察の基礎を学び、小学校の児童達への理科教育に活用していただくのが目的です。
今回は、安全についての講義を行った後、化学分野では器具の扱い方や廃液処理を含めた簡単な化学実験を、物理分野では身近な力と光をテーマに簡単な教材作りを行いました。
研修終了後のアンケートでも、理科の楽しさを子ども達に教えたい等大好評でした。また、小学校の理科室で実験を行う上で安全管理が重要だということを改めて意識していただけたことがわかりました。今後の理科の授業で役立てていただければと思います。
(文責:総務課企画係 平成27年8月20日掲載)
ビー玉を転がすと・・・。
何が見えますか?
真剣に量っています。
小嶋教授と綾野准教授が平成27年度都産技研研究成果発表会において発表を行ないました。
平成27年6月24日~26日、独立行政法人東京都立産業技術研究センターで、平成27年度都産技研研究成果発表会が開催されました。これは、これまでに実施した試験・研究等の成果や支援事例、連携機関等が保有する技術シーズや最新技術動向などを発表する会です。本校からは、情報工学科の小嶋教授が「情報ハイディング技術を応用した防災通報システムの開発」を、また電気工学科の綾野准教授が「低ひずみ出力を実現できる単相7レベル変換器の検討」を発表してきました。(文責:総務課企画係 平成27年6月29日掲載)
情報技術分野で【情報ハイディング技術を応用した防災通報システムの開発】を発表する情報工学科の小嶋教授
エレクトロニクス分野で【低ひずみ出力を実現できる単相7レベル変換器の検討】を発表する電気工学科の綾野准教授
八王子市主催の平成27年度・第1回先端技術セミナーに参加しました
『ステンレススチール溶接部位のスケール除去剤の開発』を講演する物資工学科の北折教授
平成27年5月21日(木)、八王子市先端技術センター「開発・交流プラザ」に於いて、八王子市主催の平成27年度・第1回先端技術セミナー<産学公連携がもたらすイノベーションの事例~中小企業との成功事例紹介~>で、物資工学科の北折教授が『ステンレススチール溶接部位のスケール除去剤の開発』を講演しました。(文責:総務課企画係 平成27年5月22日掲載)
義家弘介文部科学副大臣が東京高専を視察されました
平成28年2月24日(木)、義家弘介文部科学副大臣が本校を視察されました。
古屋校長による概要説明の後、ものづくり教育センター、青木研究室及び多羅尾研究室での視察時にはロボコンや企業との共同研究、社会実装プロジェクトに取り組んでいる学生たちと積極的にお話しされ、学生たちを激励されました。学生寮視察時には、女子留学生とも和やかに懇談されました。高専機構小畑理事長、古屋校長らとの意見交換では、率直に質問され、「これからも高専の魅力と底力を大いにアピールしてほしい」など、力強いお言葉をいただきました。
ものづくり教育センターにて女子学生と和やかに
応用情報システム研究室(青木研究室)
ロボット工学研究室(多羅尾研究室)
学生寮で女子留学生とユーモアあふれる会話
懇談の様子
イスラエル大使館文化・科学担当官が東京高専を視察
イスラエル大使館の文化・科学担当官のNir Turk氏と科学技術補佐官の小田聡子氏が東京高専を訪問しました。ものづくり教育センターを視察した後、青木研究室、水戸研究室で本校学生の英語でのプレゼンテーションや計測器実験で学生と交流しました。
古屋校長、土居専攻科長らとの懇談では、東京高専の教育目的や特色ある活動等に大変興味を持って聞いていただき、イスラエルの高等教育の現状やイスラエルで高校生を対象に開催されている物理を応用した金庫破りトーナメントの紹介などの話で盛り上がりました。
ものづくり教育センターにて。
青木研究室(応用情報システム)で学生のプレゼン。
懇談の後で和やかな雰囲気で。
本校5期生:現在、東京工業大学の細野秀雄教授が2016年『日本国際賞』に決定!
細野秀雄東京工業大学教授(※画面右から3番目)には、本校の「創立50周年記念祝賀会」にもご参加頂きスピーチをしてもらいました
新聞報道によると、国際科学技術財団は、2月26日、2016年の『日本国際賞』(Japan Prize)を、東京工業大学細野秀雄教授(東京工業大学元素戦略センター長、日本学術会議会員)と米コーネル大学のスティーブン・タンクスリー名誉教授に授与すると発表しました。
細野東京工業大学教授は、材料工学が専門で電気を通すセメントや鉄を主成分とする物質で超伝導を実現するなど、物質の知られざる性質を解き明かしてきました。開発した透明な「IGZO半導体」は液晶パネルの省エネ性質と画質を向上させる素材として、スマートフォンなどに広く使われています。
※授賞式は4月20日に都内で開かれ、2人にそれぞれ5千万円が贈られます。
東京工業大学「元素戦略研究センター」
日本国際賞受賞のお祝いに駆けつけた古屋校長先生と楽しく懇談して頂けました。また古屋校長先生は、「細野先生がセンター長として大きなプロジェクトを率いて活躍されていることに感動した。」とコメントしています。
あべ俊子衆議院議員が東京高専を視察されました。
平成27年12月8日(火)、自由民主党『高等専門学校を考える議員連盟』(高専議連)のあべ俊子衆議院議員が本校を視察されました。
ものづくり教育センター、多羅尾研究室及び青木研究室での社会実装の取組、水戸研究室の計測器開発の様子を視察後、上月高専機構理事及び古屋校長との率直な意見交換会も行われ有意義な時間となりました。(文責:総務課企画係 平成27年12月11日)
ロボット工学研究室(多羅尾教授)にて
電気工学科綾野秀樹准教授、羽鳥広範技術専門職員、松岡敏技術専門職員が、「第63回電気科学技術奨励賞」を受賞しました。
電気工学科綾野秀樹准教授、羽鳥広範技術専門職員、松岡敏技術専門職員が、公益財団法人 電気科学技術奨励会より「第63回電気科学技術奨励賞」を受賞しました。この賞は、公益財団法人電気科学技術奨励会が毎年、電気科学技術に関する発明、改良、研究開発及び教育等で優れた業績を挙げた研究者を表彰しているもので、63回目の今回は、23件(63名)が決定されました。
受賞題目:創造性を育むものづくり実験テーマの開発-CADツールを使用したFPGA設 計-
文責:総務課総務係
機械工学科林丈晴准教授が、ICCAS 2015でOutstanding paper awardを受賞しました。
本校機械工学科の林丈晴准教授が、ICCAS 2015における下記論文でOutstanding paper awardを受賞しました。
Small Compact Electric Vehicle for Practical Use and its Repeated Start-Stop Tests
Takeharu Hayashi and Yoshihiko Takahashi
Proc.15th Int. Conf. on Control, Automation and Systems – IEEE conference publication, 2015.10, pp.113-118.
文責:総務課総務係
文部科学省 高等教育局専門教育課 北山専門教育課長が東京高専を視察
平成27年10月20日(火)、文部科学省高等教育局専門教育課の北山専門教育課長、土生木視学官の視察を受けました。学生寮、青木研究室、多羅尾研究室、ものづくり教育センターを視察後、浅野教授から文部科学省大学間連携共同教育推進事業である「KOSEN発”イノベーティブ・ジャパン”プロジェクト」の報告と、約1時間、意見交換会が開催され、和やかな雰囲気の中にも、率直な意見交換が交わされ有意義な時間となりました。
(文責:総務課総務係)
青木研究室で熱心に学生から研究成果を聞き入る北山専門教育課長
4月9日に羊の毛刈りが行われました
本校では現在4頭の羊を飼育しており、年に一度、衛生状態を保つためと熱射病予防のために毛刈りが行われています。4月9日、専門家の方にご来校頂き、毛刈りが行われました。
(文責:総務課総務係 平成27年4月14日掲載)
毛刈りの様子
刈り取った羊毛(1頭分)
本校にお越しの際は、ぜひ春仕様の羊をご覧下さい。
毛を刈り取る前の羊(左)と刈り取った後の羊(右)
KOSEN発“イノベーティブ・ジャパン”プロジェクト「社会実装教育フォーラム」を開催、“社会実装大賞”をはじめ東京高専チームが多数受賞
3月4日・5日の両日、東京高専において、文部科学省大学間連携共同教育推進事業「KOSEN発“イノベーティブ・ジャパン”プロジェクト」の一環である「社会実装教育フォーラム」が開催されました。フォーラムでは、1年間の社会実装プロジェクトに取り組んできた学生の最終報告会がコンテスト形式で開催され、全国14高専の計49チームがプレゼンやポスター発表を行いました。
東京高専の学生チームも大活躍、最高位の“社会実装大賞”をはじめ多くの賞を受賞しました。高専における学びを結集し、社会の現実の問題の解決に挑戦する姿は、エンジニアとしての重要な一歩であったと思います。
なお、東京高専関係の受賞は次のとおりです。また、“イノベーティブ・ジャパン”プロジェクトの公式ホームページ(http://www.innovative-kosen.jp)もご覧ください。
社会実装大賞
「独居高齢者見守りシステムの開発と評価」
村田魁(電気電子工学専攻2年)、外崎緑(電子工学科5年)、中村開(電子工学科5年)
ピア・レビュー賞、社会実装賞(構想・要素技術ソフトウェア)
「小学校での安全教育活動支援システムの開発」虻川みのり(機械情報システム専攻2年)、渥美亮祐(情報工学科5年)、下中直紀(情報工学科5年)、後藤健太(情報工学科5年)
社会実装賞(構想)
「重度肢体不自由者向け緊急通報システムの開発」
安藤佳輝(電子工学科5年)
要素技術賞(ハードウェア)
「家庭用掃除ロボットを応用した見守りシステムの単純化と顔認証機能の実装」
丸川拡(機械工学科5年)、ガブリエル・マキネン(フィンランドメトロポーリア応用科学大学からの留学生)
要素技術賞(ハードウェア)
「動脈圧直接測定用光集積回路圧力センサに関する研究」
片岡寛明(電気電子工学専攻1年)
社会実験賞
「力覚デバイスを利用した視覚障がい者導きシステムの開発」
佐藤佳(情報工学科5年)、佐藤俊太(情報工学科5年)、高石一樹(情報工学科5年)、坂上晴信(情報工学科5年)、木岡拓海(情報工学科2年)
(文責:総務課企画係 平成28年3月8日)
「独居高齢者見守りシステムの開発と評価」を発表する
電気電子工学専攻2年 村田魁さん(左)、電子工学科5年 外崎緑さん(右)
チームを代表して「小学校での安全教育活動支援システムの開発」を発表する
機械情報システム専攻2年 虻川みのりさん
重度肢体不自由者向け緊急通報システムの開発」を発表する
電子工学科5年 安藤佳輝さん
電子工学科・水戸研究室がTech Noteに掲載されました
電子工学科の水戸研究室が、Tech Noteのモノづくりの現場に直撃インタビューするコーナーにて紹介されました。
水戸講師とインタビュアーの土谷梓さん(ミス成蹊大学)の対話形式で、IoTデバイスの開発経緯や学生の研究室での様子等が紹介されています。
(文責:平成28年3月24日 総務係)
オシロスコープは1人1台?高専は未来のエンジニアの宝庫!東京高専水戸研究室【Tech Note】(外部リンク)
電子工学科・水戸研究室の学会発表がロボット情報WEBマガジンに掲載されました
電子工学科の水戸研究室が、第20回(一社)情報処理学会シンポジウム インタラクション2016にて発表した「電力センサー」についての記事がrobot start.info(ロボット情報WEBマガジン)にて紹介されました。
(文責:平成28年3月24日)
【インタラクション2016】「sota×電力センサー」で離れて暮らす家族をもっと身近に【robot start.info】(外部リンク)
えどがわ産学官金連携推進フォーラムにて情報工学科・松林教授が発表
平成28年3月4日(金)、(一社)コラボ産学官、信州大学、長岡技術科学大学主催の「えどがわ産学官金連携推進フォーラム 2020年東京オリンピック・パラリンピック~中小企業の商機を考えるPart2~」が東京都江戸川区のタワーホール船越3F産業振興センターで開催されました。このフォーラムは地方(地域)創成に向けて、東京オリンピック・パラリンピックをビジネスチャンスとして確実に取り込むため、産学官金連携の活用について、シリーズで開催しています。
本校からは、「RFIDを埋め込んだ点字ブロックと準天頂衛星による高精度なGPSを用いた視覚障がい者ナビシステム『Pull Dog』」が松林教授(情報工学科)により発表されました。
(文責:総務課総務係 平成28年3月7日)
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)と包括連携に関する協定を締結
2月8日、慶應義塾大学日吉キャンパスにおいて、「慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科と東京工業高等専門学校との包括連携に関する協定」を締結しました。調印式には、KMDからは稲蔭正彦委員長、加藤朗教授(本校卒業生)、南澤孝太准教授ほか、本校からは、古屋校長、齊藤副校長、土居専攻科長ほかが出席しました。
本協定は、教育・研究活動全般に係る連携を推進し、相互の教育・研究の進展と社会の発展に資することを目的としています。
KMDと東京高専は数年前から、インターンシップや各研究室での学生間交流が盛んに実施されており、最近ではKMDへの進学者も増えてきています。
本協定の締結により、今後ますます両校の連携を進め、教育・研究活動を活性化するとともに次代を担う人材の育成に努めたいとの抱負が交わされました。
なお、「慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科と東京工業高等専門学校との推薦入学に関する覚書」を併せて締結しました。
慶應義塾大学プレスリリース
http://www.keio.ac.jp/ja/press_release/2015/osa3qr000001e3pq.html
(文責:総務課企画係 平成28年2月29日)
機械工学科 研究室の紹介がJSME-diaに掲載されました
本校機械工学科の学生や教職員が活動する主たる学会は、日本機械学会です。 その中の関東学生会において、『学生員卒業研究発表講演会』などで毎年、日頃の成果を学生自ら発表しています。
このたび日本機械学会関東学生会の広報誌 JSME-dia第110号(2016年2月号)において、本校機械工学科の紹介が掲載されました。学校や研究室の紹介がされておりますので、ぜひご覧下さい。
一般教育科・村瀬准教授「子どもの哲学 考えることをはじめた君へ」共著で出版
一般教育科の村瀬准教授が「子どもの哲学 考えることをはじめた君へ」(毎日新聞出版)を共著にて出版しました。
子どもたちが考えた素朴な問い×オトナも頭を悩ます、哲学的思考。
・なぜ?どうして?考えることをはじめた子どもたちへ
・子どもからの回答しづらい質問にどう答えていいかわからないお母さん、お父さんへ
・道徳では教えられない”本当に考える”ということの大切さを生徒に伝えたい先生へ
・子どもの頃に抱えていた疑問をいつしか自分なりに納得して生きてきた大人たちへ
毎日小学生新聞にて人気連載中の「てつがくカフェ」が一冊になりました。
小学生を対象とした「子ども哲学カフェ」の先駆けとして思考力が身につく哲学の大切さを伝える本です。
(文責:総務課総務係 平成28年2月2日)
電子工学科・水戸研究室の実証実験が静岡新聞に掲載されました
電子工学科の水戸講師が静岡県浜松市にある空き家を使用し、高齢者の見守り機能が期待できる計測器の実証実験を行った際の記事が、静岡新聞及び@S(静岡新聞・静岡放送が運営するwebサイト)に掲載されました。
(文責:総務課総務係 平成27年12月11日)
本校教員がオムロン株式会社における表彰制度「TOGA」により銅賞を受賞しました。
高専の教員をオムロン株式会社へ派遣し、高専の教育研究能力を充実させることを目的とした共同教育事業に参加した、本校の堤教員(機械工学科准教授)が、オムロン株式会社における表彰制度「TOGA」により銅賞を受賞しました。(TOGAについては、オムロン株式会社のホームページをご覧ください)
平成27年度全校学生集会
平成27年4月23日(木)、本校第一体育館で全校学生集会を行いました。
校長先生の講話の内容は、下のPDFファイルでご覧ください。
校長スピーチ全文 (PDF 263.61KB)
平成27年度入学式・校長告辞
平成27年4月5日(日)、本校第1体育館にて、本科、専攻科入学式を挙行致しました。
この日、校長から入学許可宣言及び告辞が有り、本科新入生205名、編入生及び転入生6名、専攻科新入生29名、計240名が、本校における新たな学生生活をスタートしました。
〔入学許可宣言を受ける新入生〕
〔式場の様子〕
【校長告辞】
学生の皆さん、保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。
お祝いにかけつけて下さいました来賓の皆様、誠にありがとうございます。
東京高専の教員と職員は、皆様とこのように一堂に会することで、本日、学校に受け入れた学生一人一人が大きく成長することを全力を挙げて応援する決意を新たにいたします。
学生の皆さんには最良の高専生活を送っていただくことを期待します。
そのために大事なことをお話します。ここにいらっしゃる新入生の皆さんの選択、技術者を目指すこと、高専で学ぶことの選択はよかったことを説明しましょう。
そのために二段階でお話します。
まず一段階です。
それは技術は人類を幸せにし、そして世の中を変えるほど大事なものだという話です。
昨年、ノーベル物理学賞が日本人3人に授与されましたね。ブルーの光を出すLEDを創り出したことに対する授与でしたね。ノーベル賞は人類に幸福をもたらした人に授与されます。ブルーの光を出すLEDは、それを素にして白色のLEDも作ることができました。この白色LEDは従来の白熱電球や蛍光灯と比べて格段に効率がいいのです。ということは照明に使うエネルギーを大幅に節約できます。エネルギー節約は地球環境を守り、人類の将来にとても重要なことです。ですからノーベル賞が与えられました。
物理学賞ですが、今回の対象は、物理学という科学そのものではなく、物理学を応用して人類に役立つものを創り出した、すなわち技術ですね。ということで技術はすばらしいですね。皆さんが技術者を目指すことはすばらしいですね。
ひとつ付け加えます。
技術の本当のすばらしさは100年くらい経たないと確定できないということを追加します。興味深いことですね。皆さん、ワットが開発した蒸気機関という技術は知っていますよね。では蒸気機関が100年かけてどう世の中を変えたかはご存じですか。ワットも分からなかったのではないかと思います。それは蒸気機関車が発明され、鉄道網ができ、人類の行動範囲が圧倒的に広がったのです。物の流れの範囲が圧倒的に広がりました。これで世の中、人の考え方、が大きく変わったと思います。そうなるまでに100年かかっています。ある技術の本当の意味が分かるまでには100年単位の時間がかかるということです。技術は時間をかけて社会や人間の考え方に影響を与えて行きます。面白いではありませんか。
今進行中なのはインターネットという技術による世の中の変化です。まだまだ予想もつかない変化が起きていくと思います。インターネットを使ってみんなの知恵を集めることができるようになると、社会や人間の考え方に大きな影響がでるでしょうね。
次は、二段階目の話ですね、高専で皆さんに学んでもらいたいことについてです。高専は50年前に初めて作られました。高専を作った目的は次のように書かれています。
深く専門の学芸を教授し”職業に必要な能力”を育成する 、と。
この目的は今でも変わりません。職業に必要な能力を育成しているからこそ、高専は職業状況がよく、また卒業生の満足度が高いのだと思います。
では”職業に必要な能力”をどのように育成しているのか。そこで技術が登場です。東京高専の学生は”ひとまず”技術者を目指すことにして職業に必要な能力を育成します。技術という専門領域で知識を体系的に学びます。そうすることで初めて皆さんは技術者を取り巻く社会の現実を見ることができるのです。具体的な知識を受け取ることができるのです。そして自分自身の希望することと現実の世の中が要求することとを比べることをします。自分はこんなことをやりたいのだが現実は完全には自分の希望どおりには行かないようだ。しかし世の中が要求することも面白そうだ。そちらをやってみようかな、というように考えを変えていくことができます。こういうのを摺り合わせると言いますね。こうして落ち着きどころや自分が向かっていく方向を確かめます。就職や進路を選択するわけですね。摺り合わせをするためですから、技術の範囲はあまり狭くてはいけません。摺り合わせた結果、技術者にならないで、ほかの職業に転換することも可能です。
高専はこんな教育を心がけてやってきたと思います。何か特定の技能を身につけて就職したら即戦力になって働けることを狙ってはおりません。意味のある知識として環境問題や地域の問題などの応用科目すなわち専門科目こそ、若者にとって興味深いものです。面白がって学べるものです。しかもそれがとても重要な学びなのです。このような技術者教育を若いうちから行うのが高専教育の特質と私は考えます。
以上の二段階に渡って説明しましたが、とにかく、皆さんが技術者を目指す学びにとりかかることは素晴らしいことです。東京高専入学の今日を節目に志をしっかりさせて頂きたいと思います。
東京高専に入学してほんとうによかったですね。
私たち教職員は、皆さんの成長を見ることが、この上ない楽しみです。学生第一でいつも考えています。
本日は誠におめでとうございます。
平成27年4月5日
独立行政法人国立高等専門学校機構 東京工業高等専門学校 校長 古屋一仁