2010年度

第13回化学工学会学生発表会で学生が受賞しました

3月5日(土)に秋田大学手形キャンパスで開かれた第13回化学工学会学生発表会で本校の学生が優秀賞及び奨励賞を受賞しました。学生諸君の日頃の研鑽の成果が十二分に発揮されました。
なお、来年3月の第14回化学工学会学生発表会は本校を会場として開催される予定です。

優秀賞
物質工学科4年 真上隆之君、物質工学専攻2年 江山誉昭君
『高活性ヒ素吸着剤の亜ヒ酸及びヒ酸の吸着機構の解析』
物質工学科5年 畠源英君、物質工学専攻2年 江山誉昭君
『アワビの陸上人工養殖における吸着剤を用いたリン酸除去』

奨励賞
物質工学科3年 浅見颯一郎君、田村拓海君、森田聖太郎君、法師優紀君
『液体電極プラズマ分光装置の探求 (1)装置開発』
『液体電極プラズマ分光装置の探求 (2)応用分析』
物質工学科3年 清水和樹君、高橋信人君、日月想君、中村駿君
『根から放出された水素イオンの可視化による探求実験』

第13回化学工学会学生発表会賞状(PDF 552.2 KB)

テクノルネサンス・ジャパン授賞式が新聞に掲載されました

左から、細田さん、大村さん、勝村さん。掲載紙を20部購入した強者もいるとか。

 平成23年2月22日(火)日本経済新聞朝刊に、第3回「企業に研究開発してほしい未来の夢」アイデア・コンテスト、テクノルネサンス・ジャパンの授賞式の模様が掲載されました。当日は校長賞の授与式も行われました。中面カラーで大きく掲載された記事を手にした3人に、校長賞授与式後、一言ずつ頂きました。

株式会社村田製作所 優良賞受賞 受賞アイデア 歩幅も測れるシールセンサー
5年物質工学科 細田理美さん
皆さんも挑戦してみるといいと思います。プレゼンは思ったより緊張しませんでした。

株式会社スリーボンド 優良賞受賞 大勝班 受賞アイデア 電気硬化型接着剤
3年物質工学科 大村明日香さん
とてもいい経験になりました。特にプレゼンの時が印象深いです。私は学校外でのプレゼンは初めてだったのでとても不安でしたが、勝村先輩が優しくリードしてくれたので無事にプレゼンを終えることができました。今まで支えてくれた先輩と研究室の皆様に感謝です。賞金でおいしいもの食べに行きます!!
5年物質工学科 勝村元美さん
大学や企業の方との交流もでき、良い経験になりました。

Wi-Fi搭載LED照明~ユビキタス社会を実現する新たなインターフェース~というアイデアで株式会社村田製作所優秀賞を受賞した5年物質工学科藤野稔君は、都合により22日の校長賞授賞式に出席できず、「本業(物質工学分野)ではないけれど、高専生活5年間の集大成のようなもだったので(校長賞授与式に)参加出来ず残念です。」とコメントを頂きましたが、今回の受賞を非常に喜んでおりました。

受賞につながった皆さんは、これまでも様々な分野で活躍してきた学生たちです。勝村さんは、2年生の時には、パテントコンテストで入選し、特許出願支援対象者に選ばれました。また、インターンシップ、卒業研究と多忙な4年生、5年生の時期に、正学級委員としてクラスをまとめてきました。藤野君は在学中に水泳部の選手として4年連続全国大会出場を果たすなどマルチな活躍を見せました。大村さんは、昨年夏、麗澤大学で行われた第1回高校生対抗企業経営チャレンジ21経営総合の部で最優秀賞を受賞し、その才能を開花させました。そして、細田さんは女子寮長を務め、寮生たちをまとめる一方で、くぬぎだ祭企画部門に5年間所属し、学園祭の数々の名企画を手がけ、舞台度胸と企画力を磨いて参りました。それらの高専生活での貴重な経験が、今回の受賞につながったと確信しております。

今回のテクノルネサンス・ジャパンは、本校から3テーマ、4名の受賞者を輩出し、高専生の持つ純粋な未来への希望が、企業のニーズと高いレベルでマッチングしていることを裏付ける結果となりました。学内の注目度も高く、刺激を受け、コンテストや学会での発表に積極的な学生が増えたとも聞いております。受賞者の皆さんに心よりお祝い申しあげるとと共に、このような機会を与えて頂いた関係者の皆様に、深くお礼申しあげます。
株式会社村田製作所優秀賞を受賞した5年物質工学科藤野稔君より、コメントおよび、最終審査で使用した追加資料を提供いただきました。今後、このようなコンテストに応募する上で、非常に有用なものとなります。応募を考えている皆さんも、アイデアに興味を持った皆さんも是非ご覧ください。
なお、掲載をご快諾頂いた株式会社村田製作所様、テクノルネサンス・ジャパン事務局様ありがとうございました。

株式会社村田製作所 優秀賞受賞 受賞アイデア Wi-Fi搭載LED照明~ユビキタス社会を実現する新たなインターフェース~
5年物質工学科 藤野稔君
今回の受賞は、高専という独特の環境の中で自分らしい考え方を築き上げてきた結果だと考えています。専門外の内容であっても興味を持つことが重要であると感じました。これまで、様々な夢を与えてくれた先生や友人、そしてたくさんの作品に感謝しています。

Wi-Fi搭載LED照明~ユビキタス社会を実現する新たなインターフェース~追加資料(PDF 834.2 KB)

第17回エコテクノロジーに関するアジア国際シンポジウム(ASET17)にて本校学生が最優秀賞

平成22年11月11日(木)~13日(土)に、富山県黒部市の宇奈月国際会館にて第17回エコテクノロジーに関するアジア国際シンポジウム(ASET17)が開催され、本校物質工学科5年佐藤貴信君が、Best Presentation Award(最優秀プレゼン賞)を受賞いたしました。

アジア各国から来日した研究者を前に、”Metal Leaching and the Toxicity of Persimmon Tannin and Chromate Plates”(金属溶出と柿渋メッキ・クロメートの毒性)というテーマで14分間におよぶ英語でのスピーチを終え、最優秀プレゼン賞を獲得した佐藤君は、今回の受賞に、”I can’t believe it. I won first prize!”(「信じられない。僕が一番だなんて!」)と英語で喜びを語ってくれました。

また、佐藤君の指導教員で、物質工学科准教授の庄司良先生は、今回の受賞に「日頃の研究と英語に対する努力の賜物です。」と教え子の活躍に目を細めておりました。

今年の夏に行われた関東信越地区高等専門学校体育大会水泳競技、男子100m背泳ぎで準優勝し、全国大会に出場するなど研究以外の分野でも才能を見せ、努力を惜しまない佐藤君。ASET17の会場で黒部の太陽となり、まぶしい輝きを放った佐藤君の今後の活躍にご注目ください。

最優秀賞を受賞した佐藤君

東京高専5年生「セミコンジャパン」に出展

 平成22年12月1~3日、世界最大級の国際半導体装置の見本市「セミコンジャパン2010」において、機械工学科5年生4名(青木彬君、松田憲明君、秋田谷修君、後藤勇輝君)が卒業研究の「振動流による換気」及び「屋外清掃ロボット」を出展しました。産業界の専門家向けに精一杯工夫したポスター発表を通じて4名とも大きく成長できたようです。
「半導体製造とは全く関係ない内容で構わないから、若い高専学生が卒業研究に熱心に取り組む姿勢を伝えてくれないか」と貴重な出展の機会を与えて頂きました東京エレクトロンFE株式会社様、並びに、株式会社アドバンテスト様に深く感謝申し上げます。

左から青木君、松田君、秋田谷君、後藤君

大学コンソーシアム八王子学生発表会で学生が受賞しました

12月4日(土)に行われた第2回大学コンソーシアム八王子学生発表会で本校学生が多数の優秀賞及び準優秀賞を受賞しました。受賞者は次の方々です(敬称略)。

口頭発表優秀賞
5J和歌崎修平:ネットワーク構造簡略化を用いた確率推論における推論誤差検出
5J大坂直人:複数ロボットナビゲーション問題の効率化を目的とした強化学習法
5J原みさと:ZigBeeを利用したセンサネットの構築
5M高橋賢羽:風車翼特性と境界層剥離の制御
5M片岡大熙:溝付きローラーを用いた穀物選別機の設計および試作
2AS小島栄美:福祉車両用車載電動シートの制御システム開発

口頭発表準優秀賞
5J山田拓馬:誤り訂正符号を用いた赤外線通信機の研究
5J林将寛:小学校活動補助システムの開発
5J神田雅泰:超音波を利用した大気の動き観測システムの開発(ハードウェア)
1AS小坂典嵩:金属-CFRP単純重ね合せ接着継手のFEM応力解析
5M有田克也:ピエゾフィルムを用いた面外曲げ静ひずみ測定法
5C田村啓介:細胞性粘菌を用いたバイオアッセイ法
2AS小菅義隆:FEM応力解析による耐震補強金物部材の力学特性の検討

ポスター発表優秀賞
5D堀駿:光合成微生物太陽電池の研究

ポスター発表特別賞
5D遠藤綾香:表面プラズモン効果による色素増感太陽電池の高効率化に関する研究

企業経営チャレンジで本校学生が最優秀賞

平成22年8月17日(火)、18日(水)に千葉県柏市の麗澤大学で、第1回高校生対抗企業経営チャレンジ21が行われ、本校から参加した物質工学科3年の鄭優莉さんと大村明日香さんが、経営総合の部で最優秀賞を受賞、見事初代チャンピオンとなりました。
企業経営チャレンジとは、実際に麗澤大学の講義で行われているビジネスゲームを高校生向けに改編したもので、財務諸表の作成や、原価計算も行う本格的なものです。

2日間の激戦を制したお二人の喜びのコメントを紹介します。

3年物質工学科 鄭優莉さん。
高校生対抗企業経営チャレンジ21に参加して、モノを買って売るボードゲームをやりました。売上金額と、それらの報告書を出す速さで得点が出されます。ゲームは、面白かったです。人によってゲーム上での動きが違うのも興味深かったです。
大会は2日間で、宿泊施設に泊まれたのも面白かったです。
大村さんとのペアで賞がもらえて本当にうれしいです。来年も大会はあると思うので、現在1,2年生の皆さんも是非参加してみてください。

3年物質工学科 大村明日香さん
鄭さんに誘われ、この大会に出場しました。主催が文系の大学だったので、高専とは全く雰囲気が違いました。たまには違う環境で過ごすのも良い経験になりました。
私たちは3年生なので、来年は出場できませんが、低学年の方々には、良い経験になるので、ぜひ参加してほしいです。優勝できてうれしいです!!誘ってくれた鄭さんに感謝です♪

 鄭さんは、財務報告の部でも奨励賞を受賞し、大活躍でした。二人の担任の市川裕子先生は、「夏休みに入っても、気を抜かずに積極的に新しいことにチャレンジしていく姿勢はすばらしいです。」と教え子たちの活躍を喜んでいました。チャレンジ精神あふれる彼女たちの今後の活躍にご期待ください。

高専生が新たな勲章をゲット。左から大村さん、鄭さん、担任市川先生。

専攻科1年生が分離技術会学生賞を受賞いたしました

6月2(水)~4日(金)に明治大学にて開催された40周年記念分離技術会年会2010に於いて,物質工学専攻1年の米川穣君(指導教員:城石英伸准教授)が「燃料電池の燃焼法および化学的手法による リサイクルとその問題点(1)」というタイトルでポスター発表を行い,分離技術会学生賞を受賞いたしました。
分離技術会は,蒸留,相平衡,晶析,吸着,抽出,膜分離,吸収,固液分離などの分離操作や分離プロセス関係の学会で,40周年記念となる今大会はいつにも増して盛況で、活発な討論が行われ,米川君の他,京都大や農工大の大学院生など12名が学生賞を受賞しました。

城石先生と受賞の喜びをわかち合う米川君(写真左)

第45 回全国高等専門学校体育大会テニス競技結果のお知らせ

平成22年8月20日(金)~22日(日)に石川県西部緑地公園テニスコートに全国高等専門学校体育大会テニス競技が行われ、関東信越地区大会で団体優勝を果たした本校テニス部が団体戦に出場いたしました。勝てば全国3位以内が確定する試合でしたが残念ながら0-3で敗戦となりました。しかし、5年電子工学科土橋佳史君がシングルスで好勝負を展開するなど、見応えのある試合でした。
来年は、本校がテニス競技の開催校となるため、全国大会の出場がすでに内定しているテニス部。来年に向けて期待が高まります。以下、3日間にわたる熱戦の模様をお伝え致します。

関東信越地区の覇者東京高専硬式テニス部

写真は、前列左から、竹内一貴君、土橋佳史君、日向野遼君、中央左から、花田貴拓君、程原孝一郎君、森下康徳君、梶川拓弥君、後列左から、山田泰之さん(電気OB)、花田智裕さん(電気OB)、土橋直久さん(電子OB)、黒田一寿先生、長浜佑介君

8月19日(金)

8月19日(金)、翌朝の開会式に備え、会場での練習後ホテル入りしました。長旅の疲れも見せず、明日の試合への闘志を燃やす選手たちに期待も高まります。

ホテルに到着した土橋君と竹内君

8月20日(金)

8月20日(金)いよいよ試合になります。試合に先立ち行われた開会式では、関東信越地区チャンピオンとして最前列で誇らしげに胸を張る東京高専チーム。頼もしさを感じます。

開会式の様子。天気は快晴。絶好のテニス日和です。

 いよいよ試合です。結果は開催校の石川高専、ここを勝てば全国大会3位以内が確定する大事な試合。緊張が高まります。

試合前に円陣を組む東京高専チーム

 シングルスS1。エース花田君が登場も、0-8で敗戦。苦しい試合でしたが随所に光るプレーを見せました。

ラリーを制し、ガッツポーズを見せる花田君

花田君のコメントです。

3年電気工学科 花田貴拓君
今回の敗戦をしっかり反省して次に活かしたいです。OBの皆さんは、遠いところから来てくれ、心強かったです。ベンチコーチに入ってくれた日向野君については学校でも同じクラスなので、安心してプレーが出来ました。また、S1の立場で団体戦に出場し、今度は勝ちたいです。

日向野君は、ベンチコーチとして花田君をサポートしました。

3年電気工学科 日向野遼君
選手たちは活躍できなかったけど、感動しました。今回はコーチの立場でしたが、来年は選手として活躍したいです。

花田君の兄でOBの花田智裕さんも応援に駆けつけ、弟や後輩たちにエールを送ってくれました。

花田智裕氏(電気工学科OB)
ここ最近全国大会出場がなかった。地区大会優勝という立場で誇りを持って全国に乗り込んで来ることが出来たのは良かった。悪いところが目立ったので、良いコメントは難しいが、良い経験だと思うので、選手たちにはこれを糧に頑張ってほしい。
(弟の花田君については)初めての全国大会でS1というシングルスの一番のポジションで出場できたのは、自信を持ってほしい。(0-8というスコアに関しては)チームでは一番の選手であっても、外に行っては勝てないということ。卒業まであと2年ある。チーム内で一番のポジションでも天狗にならずに頑張ってほしい。

ダブルスには、竹内、程原ペアが出場も、4-8で敗戦となりました。途中までは、勝利への期待も覗かせる場面もありましたが、あと一歩及びませんでした。

気合いでポイントを取った竹内君と程原君

試合を終えた2人のコメントです。

4年電気工学科 竹内一貴君
自分たちの良いところもでたが、流れに乗り切れませんでした。パートナーの程原君は、自分がとれないボールをひろってくれ、本当に頼もしかったです。

3年情報工学科 程原孝一郎君
あまり力の差はないと思っていたが、競ったときにポイントが取り切れませんでした。来年に向けて、今年一年頑張ります。

ベンチコーチには顧問黒田先生が入りました。

今年は悔しい思いをしましたが、これも成長の糧です。来年度は東京高専が開催校として全国の強豪を迎えます。挑戦者として、ホスト校として精一杯がんばりましょう。
最後までもつれたのは、シングルスS2の土橋君。1時間を超える熱戦となり、勝利まであと少しのところまで迫りましたが、7-9で敗戦となりましたが、彼の魂のテニスは後輩たちの目にもしっかりと焼き付けられました。

土橋君の粘りのテニス

 今年で卒業する土橋君。後輩たちへ向けて熱いメッセージをくれました。

5年電子工学科 土橋佳史君
相手に先行されても粘ることができたので、自分のテニスは出来たと思います。テニスは個人競技であるが、チーム全員でやるのが東京高専のテニス部の魅力。僕はこれで卒業ですが、来年の選手たちも期待できます。

ベンチコーチには、土橋君の兄で、テニス部部長も務めた土橋直久さんが入りました。兄弟の絆で勝利を目指した濃密な時間に、皆暑さも忘れて酔いしれました。手厳しい激励のコメントを頂きました。

土橋直久氏(元部長・電子工学科OB)
率直に言って、弱かった。(土橋君以外の)3人は来年も部に残るので、来年に期待したい。(今回ベンチコーチとしてサポートした弟の土橋君については)団体でベンチコーチに入ってくれと言われてうれしかった。惜しい試合だった、自分のスタイルを最後まで貫いた点は評価したい。

森下君、長浜君は、補欠メンバーとしてチームを支えました。試合への出場はありませんでしたが、全国大会での舞台は良い刺激になったようです。

3年電子工学科 森下康徳君
(今回は選手としての出場がなかったことについて)来年は全国で活躍できるよう頑張りたいです。

2年情報工学科 長浜佑介君
全国大会でのうまい選手を見て刺激になりました。これを練習に活かし、大会に出場できるようになりたいと思います。

梶川君は、マネージャーとして献身的に選手たちをサポートしました。先輩の試合から多くのことを学び、飛躍を誓っていました。

2年電気工学科 梶川拓弥君
全国大会に来て、こんな場所で活躍したいと心から思いました。練習を頑張ります。土橋先輩については最後の競り合いには感動しました。あんなプレーが出来るよう頑張りたいです。来年は選手として全国大会に出たいです。
OBの山田泰之さんも応援に来て頂き、来年への期待を語ってくれました。

山田泰之氏(電気工学科OB)のコメント
大学がいそがしく、地区大会は見ることができなかった。地区大会を勝ち上がるのは難しいと思っていたので、勝ち上がってくれたのは満足。今回のメンバーは個性派揃いで、よっしー(前部長土橋君)は、どちらかと言えば控えめな立場だが、彼らをうまくまとめていたと思う。結果は駄目だったが、よっしーの対戦相手に対する気配り、マナーの良さがチーム全体に浸透しており、とても良いチームになったと思う。優勝した地区大会を見てみたかった。
よっしーは、他の試合が終わり、東京高専の敗退が確定した状況でも変わらず自分のテニスをした。5年生部員はよっしー1人なので、部長としても選手としても大変だったと思うが、最後まで自分のテニスを続け、対戦相手に対するフェアプレー精神も失わず、自分らしさはだせたと思う。これからは、(現部長竹内君も)タケ(竹内君)らしいチームをつくってほしい。

試合終了後、ホテルではミーティングが行われ、今年の反省と来年への希望が熱く語られました。

 話は実技にも及びました。今回コーチとしてチームに参加した日向野君は、後輩に得意のフォアハンドを伝授しました。

日向野コーチの華麗なストロークに隣で見つめる梶川君も熱い眼差し

8月21日(土)

 8月21日(土)、前日の敗戦により試合はなくなってしまいましたが、選手達は来年へ向けてスカウティングに余念がありません。

真剣な眼差しで試合を見つめる程原君

暑さも忘れスタンドで試合を見つめる梶川君

部長の竹内君は、関信地区の強豪を激励。

サレジオ高専の吉留選手と共に

 サレジオ高専の吉留大樹選手(写真右)は男子ダブルス第3位、男子シングルスベスト8おめでとうございます。

 試合に刺激を受けた選手たちは、空いているコートで練習中。

森下君の力強いストローク

長浜君の強烈なサーブ
一球入魂練習でも真剣な花田君

バックハンドが得意な日向野君(黒田先生談)

 東京高専が誇るビッグサーバー黒田先生も参戦。実戦形式で選手たちを鍛えます。

好きな選手は、パトリック・ラフター。学生相手にえげつないサーブを繰り出す黒田先生。

 こうして大会2日目は終了しました。明日はいよいよ大会最終日です。

8月21日(日)

 大会もいよいよ最終日、この日も選手たちはスカウティングに余念がありません。そして閉会式。

かつては東京高専も手にしたことがある大優勝旗。来年こそは…

 戦いは終わりました。

帰りの電車でくつろぐ土橋君

 これを持って今年の全国大会テニス競技は終了です。残念ながら全国大会では敗れてしまいましたが、来年は、本校が全国大会のテニス競技を開催するため、開催校枠での出場がすでに決定しております。これまで以上に来年の全国大会を見据え、選手たちの練習にも熱がこもります。

 この大会の模様を、テニス部は会誌にまとめました。編集担当は4年情報工学科青芳君。本当にお疲れ様でした。

 監修にご協力頂いた黒田先生、写真掲載を快諾頂いた吉留選手ありがとうございました。

テニス部の会誌FUTURE、現役とOB、OGをつなぎます

 大会は終わりましたが、テニス部はすでに来年を見据え、日々練習に打ち込んでおります。皆様の熱い声援をよろしくお願い申し上げます。

第45 回全国高等専門学校体育大会剣道競技、小林さんがベスト8進出!

上級生相手に勝利した小林さん

 平成22年8月22日(日)に福井県福井県立武道館にて全国高等専門学校体育大会剣道競技が行われ、本校より女子個人の部で出場した、2年物質工学科の小林瑠美さんが、延長戦の末、初戦を制し、全国大会初勝利を上げベスト8に入るという快挙を成し遂げました。
昨年、1年生ながら関東信越地区大会で3位に入り、その実力の片鱗を見せ、今年は見事全国大会で勝利を上げた小林さんに、一問一答方式で話を伺いました。

全国大会に出場しての感想
関東信越地区とはレベルが違いました。そのような中、延長戦で小手で一本をとり、1勝出来たことはうれしいです。今後はもっと上を目指していきたいです。

剣道部について
(女子部員は自分一人だが、)男子部員との練習は、女子とは違った練習が出来るので、上達するのにハンデとはならないです。ただ、部活以外に道場にも通っているが、一緒に部活をやる女子がいてくれるとうれしいです。(編集注:女子部員募集中とのことです。)

剣道の魅力について
うちこんでいる瞬間は、無心になれることです。ストレス解消にもなります。剣道は楽しいです。今後も剣道を続けて上手くなりたいです。

皆さんに一言
応援してくれた皆さん、力になりました。部員の皆さん、これからもよろしくお願いします。引率してくれた顧問齋藤先生、お世話になりました。どうもありがとうございました。

 小林さんの全国大会出場とベスト8進出について、全国大会の応援に駆けつけた3年機械工学科の内田敦士君は、「小林さんが全国大会の1回戦で決めた小手が鮮やかだった。小林さんの姿勢を見倣って、自分たちも気を引き締めて結果を出していきたい。」と次の大会への意欲を見せていました。

夏休みも練習。剣道部部長近藤君と打ち合う小林さん(写真右)

 夏休みも精力的に練習を続ける剣道部。文武両道を目指す部員達のこれからの活躍から目が離せません。今後とも応援よろしくお願い申し上げます。

全国高等専門学校将棋大会において本校五十嵐君が第3位に

全国大会で好成績の五十嵐君

 平成22年8月18日(水)~ 8月20日(金)に神戸市のグリーンヒルホテル神戸にて行われた第17回全国高等専門学校将棋大会において、本校4年情報工学科五十嵐裕紀君が、個人戦で第3位に入りました。
五十嵐君は予選を全勝で勝ち上がると、決勝トーナメントでも個人戦で優勝した鈴鹿高専の選手に敗れるまで4連勝を飾り、堂々の第3位入賞を果たしました。以下、五十嵐君の喜びの声です。
五十嵐君のコメント
4年間挑戦し続け、ついに個人戦で入賞する事が出来ました。個人戦での入賞は東京高専では初ということもあり、非常に嬉しいです。
顧問阿久沢先生の話では五十嵐君はじめ選手達は来年度にむけて決意を新たにしているとのことです。夏休みも活発に活動する将棋同好会、彼らの次の一手にご期待ください。

第45 回全国高等専門学校体育大会ハンドボール競技結果のお知らせ

ご声援ありがとうございました

 平成22年8月18日(水)19日(木)に石川県のいしかわ総合スポーツセンターにて全国高等専門学校体育大会ハンドボール競技が行われ、関東信越地区を圧勝して全国大会に駒を進めた東京高専チームが出場しました。残念ながら、予選敗退となりましたが、全国のレベルを肌で感じることが出来、選手たちもかなり刺激を受けたようです。来年は開催校枠での全国大会出場もきまっており、チームも来年に向けスタートを切っております。以下選手たちの声をお届けいたします。(写真は、前列左から、大和田君、小林君、長谷川君、横井君、金子君、木田君 中央左から、佐伯君、猪澤君、加藤君、西岡君、東濱君、森田君、菊地君、朝倉君、古屋先生 後列左から、中川先生、望月さん(電子OB)、湯浅さん(物質OB)、仁井さん(機械OB))

8月17日(火)この日は開会式が行われます。部員たちは朝6時起床。会場入りは朝8時30分。立派な体育館に部員たちのテンションも上がります。

部長東濱君を先頭に会場入りする東京高専ハンドボール部
練習開始前に自主的にストレッチを始める選手たち。早くアリーナに入りたい様子。

練習開始。

 このあと、鈴鹿高専との実戦形式の20分間のミニゲームが決定し、気合が入ります。

鈴鹿高専とのミニゲーム。シュートを決める長谷川君。

試合終了。健闘をたたえあう両校。

 地区大会常勝、全国大会優勝の常連校、豊田高専を破り、全国大会に出場した鈴鹿高専を相手に、10-9で勝利!!調整は上々です。鈴鹿高専の皆様、胸を貸して頂きありがとうございました。これで、練習時間は終了。夕方の開会式を待ちます。

開会式。部旗を手に誇らしげな東京高専チーム。

 今回のブルーのユニフォームおよび部旗は、今大会で初お披露目されましたが、この日のためにOBから寄贈して頂きました。感謝の気持ちを胸に、明日の初陣の時を待ちます。

 8月18日(水)決戦の日です。この日も朝6時起床。朝の散歩から一日は始まります。

朝のウォーキングと体操で爽快!

試合前に円陣を組む東京高専チーム

 対津山高専17-29(前半6-13,後半11-16)、対金沢高専16-21(前半3-12,後半13- 9)で、残念ながら予選リーグ敗退となりました。以下選手および顧問のコメントです。(選手コメントは背番号順)

チームの守護神。苦しみながらゴールを守りぬいた木田君

背番号1 4年電子工学科 木田恭平
残念な結果でしたが、今回の結果は今の実力からしたら妥当ではあります。今後は練習から見直していきたいと思います。また、勝っている時や競り合っている時には自然に出ている声が、今回のような一方的な展開ではでてこない。改善していければと思います。

チーム1の得点を叩き出した小林君。地区大会で課題とされた7mスローを全て決める活躍。

背番号2 3年電子工学科 小林哲也
3年になって、初めて全国大会に出場でき、全国大会の雰囲気を肌で感じることができてすごくよかったです。しかし力不足も感じました。結果は本当に悔しいです。来年は(開催校枠で)出場できるので、もっと競り合うようなゲームができるよう、自分もチームも変わっていきたいです。

背番号3 3年電子工学科 長谷川雄也
全国大会の対戦校は強かったです。基礎的なことからしっかりとはじめていきたいと思いました。まずは走り込みから始めていきたいです。また、試合中は選手間のコミュニケーションをしっかりとれるようにしていきたいと思います。

後輩のアドバイスに耳を傾け、積極的にゴールを決めた森田君

背番号4 4年電子工学科 森田優
自分が入部してから、一度も全国に行けたことがなかったので、出られたことは、すごくうれしいですが、結果は本当に悔しいです。自分を含めた上3枚のオフェンスが強くないとだめだという課題を感じました。来年は5年生になりますが、絶対に全国に出たいです。

限られた出場機会ながら存在感を示した横井君の得点シーン

背番号5 3年電気工学科 横井大二郎
半分くらいの出場時間でしたが、全国大会という記録に残るゲームでシュートを決められてよかったです。シュートを決めることの大変さを感じました。来年は予選リーグ突破を目標にしていきたいです。

全国大会を楽しんだ朝倉君の見事なゴールシーン

背番号6 2年電子工学科 朝倉裕也
負けたけど、楽しかった。他の試合は全て接戦だったのに、自分たちの試合だけ大差だったので、基礎から鍛えなおしまともに戦えるようになりたいです。

地区大会MVP東濱君、積極的にゴールをねらいます。

背番号7 2年電気工学科 東濱航大
全国大会は初めてで、みな浮足立ってしまいました。普段の力を出せなかったのが残念です。(卒業する5年生はメンバーにいないので)今のメンバーで来年も全国に戻ってきます。新入部員やマネージャーも募集しています。

背番号8 2年電気工学科 加藤大稀
正直な気持ちとしてはもう少し出場時間が欲しかったですが、少しでも試合に出られたのは良かったです。来年はもっと出場機会を得られよう頑張り、今年は決められなかったシュートを決めたいです。

背番号9 1年2組 金子晶夫
チーム状態は上向いているので、これからさらに上昇していければと思います。

背番号10 1年4組 西岡央成
ベンチ入りは出来ましたが、試合に出たかったです。先輩たちをサポートする1年のチームワークを高めていきたいです。

背番号11 1年4組 佐伯啓介
これから高体連の試合等もあります。練習して活躍できる場を作っていきたいと思います。

背番号12 1年4組 大和田良太
全国大会まで連れてきてくれた先輩方ありがとうございます。少しの間でしたが試合に出ることもでき、本当にうれしかったです。レギュラーを取るくらいのつもりで頑張っていきたいです。

背番号13 1年3組 猪澤宏志
絶対ありえないようなミスがなくなるよう、練習していきたいです。

チャンスは逃さない!ゴールを決める菊池君

背番号14 3年物質工学科 菊池信之介
地区大会には出場することができませんでしたが、全国大会に出場できてうれしいです。しかし、実力の差、練習不足を感じました。OBの湯浅さんから言われたように、1対1の強さを身につけて、シュートは確実に決めていきたいです。

顧問 中川修
全国大会に出場して、全国で勝ち抜くにはもっと力を付けないとならないことがわかったと思う。今後は状態の波をなくし、上昇を続けてほしい。来年は本校がハンドボール競技の主幹校なので、開催校の意地を見せ、頑張ってほしい。

顧問 古屋正俊
全国大会に来ることが出来て、全国のレベルがわかり、目標も課題も見えたと思います。2日で4試合を走り続ける体力、最後まであきらめない精神力が勝ち抜くには必要です。
OBをはじめとした周囲の皆様の支援があってここまで来ることが出来ました。ありがとうございます。期待に応えられるよう、これからの1年間精進していきます。来年は地元開催なので、少しでも良い結果を出して大会を盛り上げていきたいです。ありがとうございました。

最終日、この日は決勝トーナメントを観戦。優勝は予選リーグで本校と対戦した金沢高専でした。金沢高専チームの皆様おめでとうございます。

決勝トーナメントの試合を真剣にチェックする部員と古屋先生。

今年の全国大会はこれで終了です。試合結果は残念でしたが、選手たちが来年に向けて得たものは、非常に大きいものでした。この大会で得た課題を来年につなげて行こうと選手たちも練習に力が入ります。来年は開催校枠で全国大会出場は決定しています。選手たちの努力が来年実を結ぶことを願っております。より一層のご声援お願いいたします。

大会後、体力づくりのため屋外での練習も積極的に取り入れました。

第45 回全国高等専門学校体育大会陸上競技結果のお知らせ

平成22年8月11日(水)~8月12日(木)に富山県総合運動公園陸上競技場で第45 回全国高等専門学校体育大会陸上競技が行われ本校からは5年電子工学科大島弘君が男子800mと1500mに、4年電気工学科御園凱史君が男子400mに出場しました。また、部長の5年機械工学科徳留昌平君がオープン競技で男子1500mに出場しました。
その結果、大島弘君が男子800m、1500m共に6位入賞、御園君は惜しくも予選敗退となりましたが、雨の中大健闘でした。また、徳留君も見事完走いたしました。 以下、2日間に渡り行われた熱戦の模様をお伝え致します。
初日はグラウンドレベルで36度を超える暑さ、さらにホームストレートは、かなりの向かい風。栗原コーチ曰く、「最悪に近いコンディション」という状況での競技でした。

男子800m予選
大島君は4位ですが、2分を切る好タイム。見事決勝進出を果たしました。

男子800m決勝

1周目、トップに立つゼッケン328番大島君。力強い走りで集団を引っ張ります。

しかし失速し、最下位に落ちる大島君。絶体絶命。しかし大島君は諦めません。

最終コーナーで1人かわして7位に上がる大島君。このあとさらに1人かわして6位に浮上。

懸命にゴールを目指す大島君。ひたむきな走りに感動!そして6位でフィニッシュ。

5年電子工学科大島弘君 男子800mで決勝進出。6位入賞。
(グランドコンディションについて)自分は走っているときは暑さや風は気にならない方です。アップ時には気になったりもしたがそれほどでもなかったです。それよりも決勝でタイムが伸びなかったことが悔しいです。明日の1500mについては、今はゆっくり休んで疲れをとります。

大会2日目。前日の暑さからは打って変わって今度は雨模様の天気、しかも雨が降ったり日が差したりと目まぐるしく天候が変わる厄介な状況でした。

男子1500mは大島君が予選を通過。午後の決勝を待ちます。

男子400m 御園君が出場の時を待ちます。

男子400mに向け、栗原コーチと綿密な打ち合わせをする御園君(写真左)

男子400m決勝。強まる雨、スタートに向け集中を高める御園君

結果は7位。予選突破ならず。

4年電気工学科御園凱史 男子400m 惜しくも予選突破ならず。
ベストを尽くせなかったので後悔しています。しかし、良い経験になりました。次のレースでは更なる記録を出すよう努力していきたいです。

 男子1500m決勝
今回も後方に置かれた形の大島君。しかし、直線に入ってからラストスパートが炸裂しました。

ゴール直前。前の選手との差はかなりありますがゴール直前で見事にとらえました。6位入賞!

競技場に一礼する大島君。高専最後の夏は終わりました。

5年電子工学科大島弘君 男子1500mで決勝進出。6位入賞。
(最後の直線でごぼう抜きに関して)あれが僕の持ち味です。今まで何人もこれで抜いてきました。精いっぱいやったので悔いはないです。ありがとうございまいた。

男子1500mオープン
部長としてチームを支えた徳留君が出場。オープン競技なので自分との戦いです。

必死にゴールを目指す徳留君

5年機械工学科徳留昌平君 オープン競技で男子1500m出場。20人中15位。
スタッフとして全国大会に来ましたが、気持ちは選手として参加していました。レースは途中で辛くて止まりそうになりましたが、最後までふんばって走れたのは、全国大会という大きな舞台があったおかげだと思います。

東京高専陸上部の雄姿

 写真前列左から御園君、大島君。後列左から栗原コーチ、冨坂君、徳留君、黒田先生

2年電子工学科冨坂大君 マネージャーとしてチームをサポート。
僕の中では二人とももっといいところまで行くと思っていましたが、上には上がいると思いました。その一言に尽きます。

 大島君は1日目の悔しさを2日目の完全燃焼につなげました。御園君は自分の記録に対しはっきりと悔いが残ると言い切りましたが、競技に臨む際姿勢は、誰よりもストイックなものでした。結果にしても自分に厳しいその姿勢には心を打たれました。徳留君は、オープン競技の参加でしたが、気持ちは選手というだけに最後の1500mは、ゴール後トラックに倒れこみ、しばらく立つこともできないくらいの完全燃焼でした。ここまで全国大会に参加する選手のため、あらゆる雑用をこなしながらここまでの走りをしたのは立派でした。冨坂君は、マネージャーとして先輩達の走りを全てビデオに収めていましたが、ファインダー越しに見た素直な感想が「上には上がいる」だったのかと思います。上には上がいるからこそ上を目指して努力を続けていた先輩達の姿を心に焼き付けて冨坂君も上を目指して欲しいと思いました。最後に、今回顧問代理として引率を務めた黒田先生と、出場選手の走りを支えた栗原コーチのコメントです。

引率 黒田一寿先生
大島君の集中力は素晴らしかった。御園君は確かに実力を出し切れなかった。しかし彼の悔いが残るとの悔しい経験は、うれしい経験と同じくらい価値があるものである。

みんな本当によくがんばった。

栗原祐輔コーチ
1日目は猛暑、2日目は大雨が選手たちを苦しめた。そんな厳しいグラウンドコンディションの中、選手たちは自分自身と戦い、最後まで走りぬいた。高専生最後の全国で決勝を走った者、高専生活で初めて全国に出場を果たし、おしくも予選で敗れた者。結果はどうであれ各人がそれぞれ得たものは大きいのではないかと思う。
最後に一言。この大会で得た経験を次に活かし、さらなる高みを目指してもらいたい。

 ことしの全国大会陸上競技は幕を閉じましたが、陸上部のこれからに期待が集まります。

本校水泳部が躍進6種目5人が全国大会出場

平成22年7月25日(日)長野運動公園総合運動場総合市民プール(アクアウィング)にて、平成22年度関東信越地区高等専門学校体育大会水泳競技が行われ、男子100mバタフライ、男子200m自由形で2年電子工学科五十嵐純太君が優勝し、2冠を達成したのをはじめ、2年電子工学科塩津凌君が男子200mバタフライで2位、男子100m背泳ぎで5年物質工学科佐藤貴信君が2位、女子50m背泳ぎで4年物質工学科金元美樹さんが2位、女子100m平泳ぎで4年電子工学科橋本奈苗さんが2位となり、5名が全国大会進出を決め、団体総合でも2位と大活躍をみせました。
この結果には、昨年まで本校教員で現在は教員交流で長野高専に赴任している鈴木智之先生も、祝福に駆けつけ、顧問相澤俊行先生や部員達と旧交を温めておりました。
水泳部部長の4年情報工学科北島大資君は、今回の結果に「チョ~気持ちいいです。みんなで勝ち取った今回の結果には満足しています。全国大会でも応援よろしくお願いします。」と語ってくれました。この明るさとユーモアで、北島君は全国大会でも引き続き主将兼マネージャーとして選手達をサポートすることが決定しました。
全国大会は、平成22年8月22日(日)静岡県富士水泳場にて開催されます。5人の選手達の泳ぎに熱狂と応援をお願いいたします。

テニス部が地区大会団体優勝!全国大会出場決定!!

地区大会ですばらしい結果を出した東京高専テニス部

平成22年7月17日(土),18日(日)に、茨城県のひたちなか市総合運動公園にて平成22年度関東信越地区高等専門学校体育大会テニス競技が開催され、本校テニス部が接戦を制し、見事団体優勝を飾り、全国大会出場を決めました。

 他、男子シングルスでは、現部長の5年電子工学科の土橋佳史君が3位入賞、男子ダブルスでは、次期部長の4年電気工学科竹内一貴君、3年情報工学科程原孝一郎君が、3位入賞と活躍しました。

 今回の優勝に、顧問の黒田先生は、サッカーの日本代表田中マルクス闘莉王選手の「へたにはへたなりの戦い方がある」という言葉を引用し、「格好つけず,ひたむきに自分たちが出来るプレーを貫いた結果起きたちょっとしたキセキでした。私も驚いています。」と期待以上の成果に終わった喜びを語っていました。

 また、部長の土橋君は、「運も味方して、勝つことが出来ました。ここまで来ることが出来たのは、顧問の黒田先生やチームメイトをはじめとしたサポートのおかげです。全国大会では、黒田先生の教えの、スポーツはplay(楽しむ)するものという言葉を実践し、目一杯楽しんで来たいです。」と喜びのコメントでした。今年で卒業する土橋君にとっては最後の夏です。地区大会で夏が終わらなかったことを周囲に感謝するとともに、最後の夏を最高の夏にしたいと完全燃焼を誓っていました。

 全国大会は、平成22年8月20日(金)~22日(日)に石川県西部緑地公園テニスコートにて開催されます。東京高専テニス部に、熱いご声援をよろしくお願いいたします。

陸上部が3種目で全国大会出場決定!

地区大会で好成績を収めた陸上部

 平成22年7月10日(土),11日(日)に群馬県立敷島公園県営陸上競技場にて、平成22年度関東信越地区高等専門学校体育大会陸上競技が行われ、5年電子工学科大島弘君が男子800mで優勝、男子1500mでも第2位に入り2種目で全国大会を決めました。また、男子400mでも4年電気工学科御園凱史(よしふみ)君が、第3位に入賞し、全国大会進出となりました。以下大島君と、御園君のコメントです。

陸上部のエースの風格漂う大島君

大島君のコメント
今年は最後の年ということで、一層気合いを入れて挑みました。応援していただいた方々にはとても感謝しています。全国大会では、有終の美を飾れるように、さらに練習に励み、全力を出し切りますので、ご声援のほどよろしくお願いいたします。

陸上部のムードメーカとしてもチームを引っ張る御園君

御園君のコメント
結果は純粋に嬉しいです。友達や先輩、後輩、先生など支えてくださっている方なしでは出しえなかった記録でした。ありがとうございます。現状に満足せず、さらなる上を目指し大会に臨みたいです。

 大島君は、2年前にも男子800mで地区大会2位で全国大会に出場し、全国3位に入賞しています。今回は、地区大会を制しての全国大会、2年前以上の成績を残したいと語っていました。
御園君は初めての全国大会と言うことで、大会が待ち遠しいと満面の笑顔で話してくれました。全国大会でのさらなる飛躍の予感に胸を躍らせている様子が伝わってきました。
全国大会は平成22年8月11日(水)~8月12日(木)に富山県総合運動公園陸上競技場で開催されます。皆さんのご声援よろしくお願いいたします。

平成22年度関東信越地区高専体育大会野球競技結果のお知らせ

優勝した群馬工業高等専門学校

 6月26日(土)、27日(日)の2日間にわたって開催された平成22年度関東信越地区高等専門学校体育大会野球競技(会場:拓殖大学野球場、八王子市民球場)の結果を掲載いたします。

大会第1号を放った東京都立産業技術高等専門学校品川キャンパス古野君

大会結果

関東信越地区高専体育大会サッカー競技で本校が優勝!4年連続全国大会へ

4年連続全国を決めた最強イレブン

 平成22年7月10日(土),11日(日)に駒沢オリンピック公園総合運動場にて行われた平成22年度関東信越地区高等専門学校体育大会サッカー競技において本校サッカー部が優勝し、4年連続の全国大会出場を決めました。

サッカー部は昨年までチームの主力だった5年生が卒業してしまい、レギュラーメンバーの約半数が昨年度とは入れ替わってしまいました。そんなチームを支えたのは、2年生のときからキャプテンとしてチームを支えてきた4年電子工学科有福賢人君でした。彼を中心にチームはまとまり、4年連続全国大会出場を目指し、積極的に遠征を行いこの大会に備えてきました。
しかし、初戦の産技荒川戦こそ4-0で快勝しましたが、準決勝の小山高専戦ではリードされる展開から追いつき2-2、延長戦でも決着がつかずPKにもつれ込む死闘となりました。迎えた決勝、この試合も前半はスコアレスの苦しい展開ながら、最後は地力を発揮し2-1で茨城高専を下し見事優勝しました。

キャプテンとしてチームを牽引した10番有福君

部長の2年電気工学科底押裕幸君は、今回の優勝に「ここまで来ることができたのは、チームメイトだけでなく、自分たちを支えてくれたすべての人達、OB、父兄、友人のみんなのおかげです。全国大会も皆さんの期待に応えられるよう精一杯のプレーをして楽しみたいです。」と語っていました。
また、キャプテンの4年電子工学科有福賢人君は、「先輩達の残してきた精神を引き継ぎ、自分たちの力を出し切ることができ、優勝することが出来ました。全国大会では優勝等の具体的な目標を定めるのではなく、まずは1勝というように、1戦1戦を大切にする戦いをしていきたいと思っています。ご声援よろしくお願いします。」と全国大会への思いを話してくれました。

全国大会は、平成22年8月20日(金)~24日(火)、豊田市運動公園陸上競技場他で行われます。地区大会では応援ありがとうございました。全国大会でも熱い声援をよろしくお願い申し上げます。

関東信越地区高専体育大会ハンドボール競技で本校が優勝!全国大会へ

地区大会全勝優勝、通算10回優勝で特別表彰、OBチームも優勝

平成22年7月4日(日)、新潟県の長岡市北部体育館にて、関東信越地区高専体育大会ハンドボール競技が開催され、本校が、全勝で4年ぶりの優勝を飾りました。これで、優勝回数が通算10回となり、特別表彰の栄誉にも輝きました。また、関東信越地区のOB会により、各チームから優秀選手が選出され、優勝チームのキャプテンとして攻守に大活躍した電気工学科2年の東濱航大君が最優秀選手賞を受賞しました。今シーズンより部長に就いた東濱君は、チームトップの19得点を上げ、相手チームを手玉にとる活躍で、文句なしの受賞でした。

さらに、同時開催された関東信越地区OBによるインターカップにおいても、東京高専OBチームの椚田クラブは3連覇を果たし、現役とOBのアベック優勝という記念すべき大会となりました。

試合内容は、攻守に東京高専の圧勝でした。特に電子工学科4年のゴールキーパー、木田恭平君を中心として守りが機能したことが最大の勝因といえます。また、後半に失速せず、速攻で得点を連取できるようになったことも、チームの体力面やメンタル面の充実ぶりを伺わせました。試合結果は以下の通りです。

第1試合 対サレジオ高専 31-8 (前半14-4、後半17-4)
第2試合 対長岡高専   29-12(前半12-6、後半17-6)

4月以降、全国大会出場に向けて一体感が高まり、チームは急速に力をつけてきましたが、チームの躍進を支えてくれたのはOBの指導でした。今回、OBと共にアベック優勝をすることが出来、またOBが積み上げてきた実績が特別表彰という最高の形で実を結ぶことが出来ました。これを糧に平成22年8月18日(水)19日(木)に石川県のいしかわ総合スポーツセンターにて行われる全国高等専門学校体育大会でも活躍を誓うとハンドボール部の士気は高まっています。

現役とOBの強い絆!アベック優勝のOBチームと共に。

関東信越地区高専体育大会剣道競技女子個人の部で本校学生が全国大会出場決定!男子団体も3位入賞

平成22年7月4日(日)、長野県の南長野運動公園総合体育館にて平成22年度関東信越地区高専体育大会剣道競技が行われ、本校は女子個人で物質工学科2年の小林瑠美さんが、準優勝となり見事平成22年8月22日(日)に福井県福井県立武道館にて行われる全国高等専門学校体育大会剣道競技の切符を手にしました。
小林さんは、決勝では一昨年度優勝のサレジオ高専の選手(4年生)に残念ながら敗れてしまいましたが、予選リーグおよび決勝トーナメントで対戦した昨年度優勝者(群馬高専)にはすべて完勝しており、全国大会でもさらなる活躍が期待できます。

また、男子団体は予選リーグを勝ちあがり、第3位入賞となりました。優勝の小山高専とは予選リーグで、第2位の長野高専とは決勝トーナメントで善戦、今一歩のところで惜敗となりましたが、確実な成長の跡が伺えました。

躍進を遂げた東京高専剣道部

見事に全国大会進出を果たした小林瑠美さん

平成21年度関東信越地区高専体育大会柔道競技結果のお知らせ

柔道競技

 7月5日(日)東京学芸大学柔道場で開催された平成21年度関東信越地区高等専門学校体育大会柔道競技の結果を掲載いたします。

平成21年度関東信越地区体育大会柔道競技記録(PDF 47.3 KB)

平成21年度関東信越地区高専体育大会水泳競技結果のお知らせ

水泳競技

 7月12日(日)法政大学多摩キャンパス総合体育館(屋内プール)で開催された平成21年度関東信越地区高等専門学校体育大会水泳競技の結果を掲載いたします。

平成21年度関東信越地区体育大会水泳競技記録(PDF 67.5 KB)

水泳青柳君が1位。陸上大島君が3位。将棋は団体3位。

○第43回全国高等専門学校体育大会が、北海道の各地で8月の土日を中心に行われ、盛況のうちに終了しました。

わが東京高専からは、陸上競技部・水泳部・サッカー部・硬式テニス部が全国大会に進みました。

サッカー部は、地区大会で昭和56年度以来の1位に輝き、全国大会に出場しました。地区大会決勝では、昨年優勝校の茨城高専との試合でしたが、茨城高専を3-1で下し全国大会へ出場しました。

硬式テニス部は、男子個人戦ダブルスで3年ぶりに全国大会に出場しましたが、1回戦で接戦の末敗れてしまいました。

陸上競技部は、男子800メートル種目で、3年大島君が3位に入賞しました。大島君は「去年の全国大会では思うような結果が残せず、とても悔しい思いをした。今年は、そんな思いはしたくなかったので、全国大会出場が決まってからは、さらに練習をした。こうした日々の努力の積み重ねと、去年得た経験の賜物だと思う」と話していました。

水泳部は、男子200メートル背泳ぎ種目で、1年青柳君が1位になりました。水泳部は、学生相互でアドバイスをしながら、練習に取り組むというスタイルで試合に臨み、全国大会でも男子200メートル・400メートル自由形、女子50メートル背泳ぎで入賞という好成績を残しました。

○平成20年度全国高等専門学校将棋大会では、本校将棋同好会が団体の部で3位に入賞しました。

今年度の全国大会は、8月18日~20日徳島県徳島市で開催されました。参加した学生は、集中力を欠かず健闘し3位に入賞しました。

(他の結果は下記のpdfファイルをご参照くださいませ。個人戦は地区大会3位までのみを掲載)

全国高専体育大会・将棋大会、主な結果一覧(PDF 11.1 KB)

本校教員の学会賞の受賞について

電気学会電子情報システム部門研究会奨励賞を受賞した木村教員(左)と古屋校長(右)

本校の木村知彦電気工学科助教が平成23年12月20日に実施されました電気学会制御研究会において、「観測雑音を伴う閉ループ系における制御対象の周波数応答推定」と題する発表を行い、平成23年度電子情報システム部門研究会奨励賞を受賞しました。この研究は、本校の松井電気工学科教授との共同研究によるものです。

本校卒業生がIEC1906Awardを受賞しました。

本校電気工学科3期生(1972年3月卒業)の田辺茂さんは10月18日、都市センターホテルで開催された経済産業省主催の工業標準化事業表彰式において、IEC(国際電気標準会議)1906Awardを受賞されました。田辺さんは現在津山工業高等専門学校電気電子工学科教授を務めておられます。
IEC1906賞は,国際電気標準会議(IEC)の創立100周年を記念して設立されたもので,電気技術の標準化及びその関連活動への多大な貢献・業績を称えるため、専門家(個人)に対し授与されるものです。今年は世界22カ国から125名の専門家が表彰され、日本からは田辺さんはじめ20名の方々が受賞しました。いずれも一流企業の技術者や一流大学の研究者の方々です。
田辺さんの栄誉は東京高専の学生、教職員、同窓生にとって大きな誇りです。

本校卒業生が応用物理学会フェロー表彰を受賞しました

本校機械工学科3期生(1972年3月卒業)の金田寛さん(写真)は2010年度応用物理学会フェロー表彰を受賞されました。金田さんは、現在新潟大学 超域研究機構 物質量子科学研究センター 教授を務めておられます。受賞対象になった研究テーマは『Si中の不純物と点欠陥の基礎物性に関する研究と産業応用』と題するもので、基礎から応用にわたる優れた業績が高く評価されました。

応用物理学会フェロー表彰制度は、学術・研究における先駆的な業績、産業技術の開発・育成における重要な業績などにより、応用物理学の発展に顕著な貢献をした者を表彰する制度です。これまでに日本を代表する研究者の方々が数多く受賞されています。在校生、同窓生にとっても大変名誉なことで、金田さんの栄誉を心から称えます。

本校教員の論文賞等の受賞について

本校教員(阿久沢教授、高橋教授)が下記賞を受賞しました。

物質工学科 阿久沢昇教授 日本熱電学会欧文論文賞(2010年8月20日受賞)
物質工学科 高橋三男教授 第13回公益信託エスプック地球環境・技術基金
エスペック環境研究奨励賞(2010年8月18日受賞)

左から高橋教授、古屋校長、阿久沢教授

専攻科物質工学専攻2年生が英語で研究報告を行いました

6月3日(火),専攻科物質工学専攻の2年生5名による特別研究中間報告会が第2AV教室で行われました。最初の3分間は英語のパワーポイントを用いて英語で発表し,その後7分間日本語による説明を行い,さらに5分間の質問を受けました。3分間のプレゼンテーションについては,事前にJohn Gates先生(画像処理が専門)と関根紳太郎先生(英語)並びに指導教員による英文アブストラクトやスピーチ原稿のチェック,発音練習,アイコンタクトの仕方など,事細かな指導を受けました。全員練習の甲斐あって,大変立派な発表でした。5分間の質問では,物質工学科の先生方による英語による質問もあり,国際会議を思わせる充実した報告会になりました。