平成28年度後期校長賞表彰式(今年度卒業生・修了生分)を行いました。

平成29年3月17日(金)、機械情報システム工学専攻2年 上田 稜 君(ロボット工学研究室所属)の校長賞表彰式を校長室にて行いました。上田君は、日本機械学会若手優秀講演フェロー賞を受賞したことが評価対象となり、学術研究活動において功績が顕著であり他の学生の模範となった者として校長賞を受賞しました。

(左から 新保校長、上田君、指導教員 多羅尾教授、学生主事 鈴木(智)教授)

【指導教員 多羅尾教授のコメント】

上田君は、本科5年次の卒業研究および専攻科2年間での特別研究にて、一貫してロボットの研究を継続し、卒業研究では、独自の「測域情報からなるランドマークを参照するロボットの自律走行」の手法を考案し、実証実験にてその有効性を確認しました。

さらに専攻科に進学してからは、自律移動ロボットの設計・製作に一から取り組み、特徴的なインホイールモータを基本とする駆動ユニットを備えた新たなロボット高尾5号を開発しました。同ロボットは、つくばチャレンジ2016に投入され、その中で実験走行を繰り返しながら改良を進めた結果、本走行では、到達距離1,260m(マイルストーン2)を達成しました。同ロボットは、高尾シリーズとして初めて外装にも手を加え、FRP成形による曲線的なデザインを取り入れたこだわりのある外観となっています。

 

最新機高尾5号

 

つくばチャレンジでのピット作業

 

つくばチャレンジでの自律走行