物質工学科3年生が第23回日本フィボナッチ協会研究集会にて成果を発表しました

 令和7年8月22日に、本校物質工学科3年生(高校3年生相当の学齢)の田中璃久さんが数学の国内の研究集会「第23回日本フィボナッチ協会研究集会」において「|sum[k=1 to n] ω<sup>k</sup> F<sub>k</sub>|の明示公式について」という題目で講演しました。
田中さんは、この研究を始めるにあたって、フィボナッチ数に関する国際誌 The Fibonacci Quarterly の 2023 年 5 月号に掲載された大塚氏による問題 B-1326 から着想を得て行ったものであり、この問題を拡張し、いくつかの場合に対して明示公式を得ました。
 この研究集会は、2 年に一度の国際会議である International Fibonacci Conference での発表や The Fibonacci Quarterly への掲載経験もある研究者も参加する集会であり、 日本のフィボナッチ研究における重要な位置づけとなっています。このような研究集会で講演し評価されることは卓越した成果と言えるでしょう。
将来的には、この成果をさらに拡張し、International Fibonacci Conference への発表及び The Fibonacci Quarterly への投稿をしたいとのことです。

左から樋口校長、田中さん