学生による小学校プログラミング教育出前授業を実施しました
【実施日時等】
日程 令和7年2月19日(水) 20日(木)
場所 八王子市立椚田小学校(東京都八王子市東浅川町550-22)
対象 6年生2クラス (各クラス計4校時分)
講師 本校情報工学科4,5年による教育支援グループ8名
【実施概要】
本校情報工学科では、授業「社会実装プロジェクト」や社会実装を軸とした「卒業研究」におけるテーマの一つとして、小学6年生や中学生向けのプログラミング学習教材、教育手法について検討し、出前授業を実施しています。
本取り組みは、八王子市教育委員会からの要請によりスタートし、文部科学省が示すプログラミング教育のねらいに即し、情報工学科教員の指導のもとに学生主体で行われています。
八王子市内の小学校では「マイクロビット(micro:bit)」と呼ばれる小さなコンピュータが導入されています。プログラミング出前授業はマイクロビットを活用した内容とし、アクティブラーニング要素を踏まえた体系的な授業を通して、児童・生徒が興味を持って楽しく学べることを目指しています。
【授業内容】
今回の授業は理科と総合を踏まえ、1日目に2校時分としてマイクロビットの基本的な使い方から、信号機を題材にし、電気の変換やフローチャート、プログラミングについて学んでいきます。
2日目も2校時分で、児童2人の班となり協力しながら、光センサーからの信号を使い、モーターの動きを制御するプログラミングを行うことで、黒い線(ライン)の上を走る車(ライントレーサー)を実現させます。


スライドを使いながら授業を進める学生(1日目)


スライドを使いながら授業を進める学生(2日目)




児童の様子を確認しながらプログラミングを教える学生

それぞれが工夫したプログラムでコースを走らせる児童
児童は試行錯誤しながら積極的にプログラムを考え、それぞれの班で工夫した車を走らせるなど、楽しくプログラミングを行えていた様子でした。
本出前授業では、年齢も近い学生とのコミュニケーションを通し、IT分野や将来のエンジニアなどにも興味を持ってくれることも期待しています。