学生による小学校プログラミング教育出前授業を実施しました

【実施日時】

日程 令和6年12月19日(木)

場所 八王子市立椚田小学校(東京都八王子市椚田町571-2)

対象 6年生2クラス (1組1,2校時目、2組3,4校時目)

講師 本校情報工学科4年,5年による教育支援グループ 9名

【実施概要】

 本校情報工学科では、授業「社会実装プロジェクト」や社会実装を軸とした「卒業研究」におけるテーマの一つとして、小学6年生や中学生向けのプログラミング学習教材、教育手法について検討し、出前授業を実施しています。

 本取り組みは、八王子市教育委員会からの要請によりスタートし、文部科学省が示すプログラミング教育のねらいに即し、情報工学科教員の指導のもとに学生主体で行われています。

 八王子市内の小学校では「マイクロビット(micro:bit)」と呼ばれる小さなコンピュータが導入されています。プログラミング出前授業はマイクロビットを活用した内容とし、アクティブラーニング要素を踏まえた体系的な授業を通して、児童生徒が興味を持って楽しく学べることを目指しています。

【授業内容】

 今回の授業は、総合の単元を利用し、最初にマイクロビットの基本的な使い方を学びながら、歩行者用信号機を題材に、基本的なフローチャートとプログラミングを行います。その後ライントレーサーのプログラミングとして、児童2人のペアとなり、光センサーからの信号を使い、モーターの動きを制御するプログラミングを行うことで、黒い線(ライン)の上を走る車を実現させます。最後は、ライントレーサーのスピード調整やマイクロビットのLEDに模様を点灯させたり、音を鳴らしながら走らせるなど、それぞれ工夫を加えたライントレーサーを走らせ、興味を持ってプログラミングを行えたと思います。また、児童は教員よりも年齢が近い学生とのコミュニケーションを通して、情報分野やエンジニアに対して興味を持ってくれることも期待しています。