物質工学科4年生が第12回社会実装教育フォーラムにて最優秀社会実装賞を受賞しました

 令和6年3月8日(金)~9日(土)に本校で開催された第12回社会実装教育フォーラムに、本校物質工学科4年生 (当時)を中心とした東京02チームが、「石鹸スラッジを付加価値の高いものにアップサイクルする挑戦」の研究成果を報告しました。同チームは1日目のポスター発表で注目を集め、2日目のファイナルステージでの口頭発表に進出し、最優秀社会実装賞の受賞を果たしました。
 同チームの研究は物質工学科の学生が中心となり、牛乳石鹸共進社株式会社 (大阪市)との共同研究として、物質工学科庄司良教授、伊藤未希雄准教授の指導のもとで行われました。同社は固形石鹸の製造の際に生じる「石鹸スラッジ」の処分方法に困っていました。学生たちはみずから石鹸スラッジを建設材料の添加剤として利用できるのではないかとアイディアを出し、実際に実験してそれを確かめました。
 チームのメンバーは5年生に進級した現在も研究を進めており、今後実際に石鹸スラッジを利用した製品が登場することが期待されます。

谷合校長(当時)に成果報告する物質工学科4年(当時)のメンバー
前列左から秋山 禅さん、田代 悠人さん、
後列左から谷合俊一校長 (当時)、米沢輝さん、奥﨑 翔さん、伊藤未希雄准教授