情報工学科アントレプレナーシップ講演会を開催しました

令和5年12月23日(土)、本校が実施するアントレプレナーシップ人材育成プログラムの一環として、株式会社AIdeaLab代表取締役の冨平準喜氏(本校情報工学科卒業生)を講師にお迎えし、情報工学科3・4年生とその保護者を対象とした講演会を開催しました。

冨平氏は、小学生の頃にプログラミングを始め、高専在学中に全国高等専門学校プログラミングコンテスト課題部門で最優秀賞・文部科学大臣賞、ものづくり日本大賞で内閣総理大臣賞を受賞。卒業後は筑波大学に編入学、同大学院在学中にAI領域に特化したスタートアップスタジオである株式会社AIdeaLabを起業され、幅広いAI関連のプロダクトを開発しておられます。

講演では、高専生メンバーで起業した経緯や展開しているプロダクトについてお話しいただきました。そして、プロダクトが世の中にフィットするまでを振り返り、「何が起こるかわからないので、学生の皆さん、めげずに頑張ってください」と述べられ、加えて「起業とは新しい価値を創り出すこと、高専生の強みは面白そうだから作ってみよう!ができること、隣にエンジニア仲間がいるという高専の環境はとても貴重です」と述べられました。
最後に、冨平氏から学生に向けて「高専生ならではの、“ものづくり精神”“高専生魂”を大切にし、新しい価値を生み出すことのできる技術を持つことが起業にもつながるので、『これ、やってみよう!』と友達に伝え、ぜひ試みてください」とメッセージが伝えられました。

講演後の質疑応答では、学生から「筑波大学情報学群への編入学を志望した理由は何か」という質問があり、丁寧にお答えいただきました。
冨平氏が開発したツール「CommentScreen」を使用した講演は、会場全体が一体感に包まれ、AI時代を生きる学生にとって大変有意義な講演会となりました。