八王子市立館小中学校(中学部)において「学生によるプログラミング教育出前授業」を実施しました

実施日時

日程 令和5年10月10日(火)、11日(水)

場所 八王子市立館小中学校(東京都八王子市館町1097-15)

対象 中学部2年

講師 本校情報工学科 5年生2名

取り組み概要

 本校情報工学科では、授業科目「社会実装プロジェクト」や社会実装を軸とした「卒業研究」におけるテーマの一つとして、本校学生による小学6年生、中学生向けのプログラミング学習教材の開発と教育手法の構築を行っています。

 八王子市内の小学校では「マイクロビット(micro:bit)」と呼ばれる小さなコンピュータが導入されています。この基本操作から、プログラミング的能力を養成するため、アクティブラーニング要素等を考慮しつつ、体系的に授業を構成していきます。

 本取り組みは、八王子市教育委員会からの要請のもと進められ、授業内容や実施方法は文部科学省が示すプログラミング教育のねらいに即し、情報工学科教員の指導のもとに学生主体で行われています。

授業内容

今回の授業は技術の時間3校時で実施しました。

● 授業前半:2つのマイクロビットを1セットとし、光センサーや無線の機能を使い、一方のマイクロビットを暗くすると、もう一方のLEDが点灯する自動ライトを題材に、マイクロビットの使い方やフローチャートによる処理の流れとそのプログラミングを実施しました。

● 授業後半:計測・制御システムの側面から、距離センサーを使い、障害物があると安全のために停止するラジコンカー(車とコントローラ)のプログラミングを行い、実際に動作させました。

      スライドを使いながら授業を進める学生
      プログラミングしたラジコンでコース上を走行

 生徒は真剣に授業に取り組んでおり、今回難しい部分もありましたが、積極的にプログラミンプを行い、ラジコンカーを動作させ、楽しくプログラミングを学べた様でした。

 この出前授業では、年齢の近い高専生の様子を生徒が間近に見ることができ、情報分野や将来のエンジニアを目指すための道しるべとなることも期待されます。