八王子市立城山小学校において「学生によるプログラミング教育出前授業」を実施しました
【実施概要】
日程 令和5年5月25日(木)
場所 八王子市立城山小学校 6年生教室(東京都八王子市元八王子町2-1767)
対象 6年生2クラス (2組3,4校時目,1組5,6校時目)
講師 本校情報工学科5年生5名
【実施概要】
本校授業「社会実装プロジェクト」や社会実装を軸とした「卒業研究」におけるテーマの一つとして、本校学生による小学6年生向けのプログラミング学習教材の開発及びその教育手法の構築を行っています。
八王子市内の小学校では「マイクロビット(micro:bit)」と呼ばれる小さなコンピュータが導入されています。このマイクロビットを活用し、基本的な操作から、論理的に考える力を養成するためのアクティブラーニング要素の導入など、体系的な授業内容としています。
本取り組みは、八王子市教育委員会からの要請のもと、授業内容や実施方法は文部科学省が示すプログラミング教育のねらいに即し、情報工学科教員の指導のもとに学生主体で行われています。
【授業内容】
授業は総合の単元を使い、各クラス2校時連続で構成されています。前半の授業は教室で実施し、後半のライントレーサーのプログラミングは、より広い視聴覚室を利用して実施されました。 ライントレーサーのプログラミングでは、児童3人でグループになり、光センサーからの信号を利用し、モーターの動きを制御するプログラミングを行うことで黒い線(ライン)の上を走る車を実現します。
児童は、プログラミングにより、ライントレーサーのスピードを調整したり、LEDに模様を点灯させたり、音を鳴らしながら走らせるなど、班それぞれの工夫を加えたライントレーサーに仕上がっていました。
ところどころ少し難しい部分もあったと思いますが、児童は非常に積極的で、楽しくプログラミングを学べた様でした。
この出前授業では、比較的年齢が近い高専生の様子を児童が間近に見ることにより、情報分野や将来のエンジニアを目指すための道しるべとなることも期待されます。