八王子市立椚田小学校においてプログラミング教育の出前授業を実施しました

【実施概要】

日程 令和4年11月22日(火)2組,11月24日(木)1組,11月25日(金)3組

(2回シリーズ/各クラス2校時分)

場所 八王子市立椚田小学校 6年生教室(東京都東京都八王子市椚田町571-2)

対象 八王子市立椚田小学校 6年生3クラス

講師 本校情報工学科4年生5名,5年生3名

 東京工業高等専門学校では、八王子市教育委員会からの要請のもと、正規授業科目「社会実装プロジェクトⅡ・Ⅲ」(第4学年後期,第5学年前期)と「卒業研究」(第5学年)の一環として、在校生が中心となり、小学校6年生向けのプログラミング学習教材の開発及びその教育手法の構築を行っています。

 授業内容や実施方法は、文部科学省が示すプログラミング教育のねらいに即し、情報工学科教員の指導のもとに学生が考案しています。八王子市内の全小学校に置かれている「マイクロビット(micro:bit)」と呼ばれる小さなコンピュータを活用し、単なる操作にとどまらず、論理的に考える力を養成するためにアクティブラーニングの要素も取り入れた内容となっています。

また、この出前授業では、比較的年齢が近い高専生の説明やサポートの様子を児童が間近に見ることにより、情報分野への興味や、将来のエンジニアを目指すための道しるべとなることも期待されます。

【授業内容】

今回の授業は総合の単元を利用し、各クラス2回の授業で構成されています。

・1回目の授業では、パソコンとマイクロビットを使ったプログラミングの基本操作を覚えるため、信号機を題材にして、マイクロビット上のLEDを一定時間で動作させるプログラミングを行いました。

1回目授業の講師を担当した学生(4年生)

児童にマイクロビットの使い方を教える学生たち  マイクロビット信号機のプログラミングを教える

                        学生たち

児童がマイクロビットでLEDを光らせているところ      ロボットの操作方法を教える学生

・2回目の授業では、児童が4人程度のグループで協力しながら、「ライントレーサー」と呼ばれる光センサーとモーターが取り付けられている車を使いました。ここでは、センサーからの信号を利用し、モーターの動きを制御するプログラミングを行うことで、黒い線(ライン)上を走る車を実現していました。

2回目授業の講師を担当した学生(5年生)

ライントレーサーを制御するプログラミングを教える学生たち

大きなコースでライントレーサーを走らせてみる児童と学生

 学生間で協力して対応したため、大きなトラブルもなく無事に終えることができました。少し難しい話もありましたが、児童は積極的に取り組んでおり、楽しくプログラミングを学べた様子でした。