八王子市立東浅川小学校においてプログラミング教育の出前授業を実施しました

【実施概要】
日程 2月21日(月)2組、2月22日(火)1組
(2回シリーズ/午後56限,2校時分)
場所 八王子市立東浅川小学校 6年生教室(東京都八王子市東浅川町550-22)
対象 八王子市立東浅川小学校 6年生2クラス (各31名、合計62名)
講師 本校情報工学科4年生6名,5年生1名

 

【実施内容】
令和2年度から小学校においてプログラミング教育が導入されました。東京工業高等専門学校では、八王子市教育委員会からの要請のもと、正規授業科目「社会実装プロジェクトⅡ」(第4学年後期)と「卒業研究」(第5学年)の一環として、在校生が中心となり、小学生のプログラミング学習教材の開発及びその教育手法の構築を行ってきました。

授業内容や実施方法は、文部科学省が示すプログラミング教育のねらいに即し、同校情報工学科教員の指導のもと、同校学生が考案したもので、単なる操作にとどまらず、論理的に考える力を養成するためにアクティブラーニングの要素も取り入れた内容となっています。また、この出前授業では、比較的年齢が近い高専生の説明やサポートの様子を児童が間近に見ることにより、将来のエンジニアを目指すための道しるべとなることも期待されます。

今回の授業は電気の単元を利用した2回シリーズで構成され、1回目は乾電池と豆電球を使いながらプログラミング環境の基本操作を覚え、2回目は児童が二人一組となり、コンデンサや手回し発電機を使い、発電や蓄電を学び、豆電球をある時間間隔で点滅させたり、センサーを使って暗いときだけ点灯させるプログラムを実現しました。当日は、学生間で協力して対応したため、大きなトラブルもなく無事に授業を終えることができました。また、少し難しい話もありましたが積極的に楽しくプログラミングを学べた様子でした。

 

5限目(1回目)授業の講師を担当した4年生

 

6限目(2回目)授業の講師を担当した5年生

 

児童にプログラミングを教える学生