八王子市立小中学校理科教員研修が開催されました
実施日:令和3年8月19日(木)
主 催:八王子市教育委員会
参加者:小中学校理科教員14名
担当教職員:伊藤未希雄准教授(物質工学科)、伊藤篤子准教授(物質工学科)、雑賀章浩技術専門職員
令和3年8月19日(木)に本校において八王子市教育委員会主催の小中学校理科教員研修(夏季教員研修)が開催されました。理科の新学習指導要領(平成29年告知)を念頭に、今回の研修では、①安全な理科実験の準備と心掛け、②実験廃液の処理とその準備、③顕微鏡を使ったマガキの発生観察実験の3テーマが以下のように実施されました。
参加された小中学校の先生方には、児童・生徒に実験指導する際に役立つ様々なアイディアを体験学習していただくことができました。
①安全な理科実験の準備と心掛け
実験における事故を未然に防ぐため、薬品管理、実験器具の配置、実験室内の整理整頓のポイント等、安全な理科実験のための留意点について、伊藤未希雄准教授より解説がありました。
②実験廃液の処理とその準備
試薬等を使って、色で中和反応の様子を観察する実験、沈殿物を実際にろ過する方法等について雑賀章浩技術専門職員より解説がありました。実際に、ご参加の先生方にも中和反応、沈殿・濾過などの化学的な基礎実験を実習していただきました。
③顕微鏡を使ったマガキの発生観察実験
マガキの発生観察を通じて、顕微鏡の使い方の基礎ならびに応用について、伊藤篤子准教授より解説がありました。ご参加の先生方にも実際に顕微鏡観察を行っていただきました。また、市販のビーズを用いて安価で手軽に製作できるスマートフォン用簡易顕微鏡の作り方・使い方についても解説がありました。