八王子市立長池小学校で出前授業を実施しました

令和元年11月22日(金)に、八王子市立長池小学校で出前授業を実施しました。本出前授業は八王子市教育委員会と連携のもと依頼があったもので、6年生3クラス105人に「家でもつかえるけんび鏡、つくって観察!してみよう」と題して、顕微鏡を使った観察授業を実施しました。

まず、手芸用品店で買える直径2mmの透明ビーズと厚紙、テープで工作し、スマホのフロントカメラと組み合わせて使えるレーウェンフック型の顕微鏡を全員で作りました。本校から持参したタブレット端末に装着し、植物の根や葉っぱ、花粉などのプレパラート、そして自分たちで作った口腔粘膜細胞プレパラートの観察を行いました。

簡単にできるもので、学校にある顕微鏡でしか見られないと思っていたものが観察できた驚きと面白さに、にぎやかに実験が進みました。

最後に、動くものの代表で「ゾウリムシ」を観察しました。レーウェンフック顕微鏡と一緒に持参したモニタ付き顕微鏡も登場し、班員みんなで動き回るゾウリムシをしっかり観察できました。普段の顕微鏡観察ではレンズをのぞき込むため、なかなか友達と画像を共有できませんが、タブレット顕微鏡やモニタ顕微鏡では友達と一緒に同じものを同時に見ることができます。他の班が面白いものを観察していると移動して一緒に観察することで、班のなかでの議論がすすみ、生きものの理解に役立ってくれたと思います。