東京高専でリケジョ交流イベントが開催されました

女性研究者・女性エンジニアと女子高専生・高専OGが本音で交流する「リケジョde訪問シリーズ・第4回サロン」というイベントが、6月29日、東京高専で開催されました。このイベントは、公益財団法人日本工学教育協会のダイバーシティ調査研究WG(主査:内海房子国立女性教育会館理事長)の主催により、女性技術者育成支援活動の一環として開催されました。
当日は国立高専機構の谷口理事長がKOSENが進める男女共同参画の取り組みについて、新保校長が東京高専の現状について話題提供した後、4名の女子高専生と高専OGがリアルトーク(高専を選んだ理由、学校生活の体験談、卒業後の進路、将来の希望等)を発表しました。また、同校OGの泰興物産(株)丸田智子開発部長が経営者と採用側の立場から高専生への期待を述べられました。後半は全員参加のディスカッションとなり、高専女子が望む企業環境、女性技術者を増やすためのヒント、女性のキャリア形成上の疑問や悩み等についての意識を共有するとともに、女性が輝いて働ける未来に向けて活発な意見交換が展開されました。
WGの参加者は初めて高専を訪問した方が多く、今回女子高専生と接したことで、高専教育の特長や高専生の技術力と実践力への理解が深まり、大変有意義な一日となりました。

参加者に卒業研究について説明する東京高専の女子学生たち

グループワークで研鑽を深める参加者

開会のあいさつをする内海WG主査

リアルトークを発表する女子高専生