電子工学科 水戸准教授が 「第31回 中小企業優秀新技術・新製品賞」において,「産学官連携特別賞」を受賞しました。

電子工学科 水戸准教授が 「第31回 中小企業優秀新技術・新製品賞」において,「産学官連携特別賞」を受賞し,授賞式が平成31年4月16日(火)にホテルグランドパレスで行われました。

本賞は,中小企業が開発した優れた新技術や新製品に送られる「中小企業優秀新技術・新製品賞」の併賞であり,技術指導面などで特に貢献した研究機関に送られるものです. 31年の歴史で120件程度が送られてきた本賞ですが,高専としては13年ぶり,2件目の受賞となります.

受賞対象となった「C3-less電力センサー」は,クランプ型のセンサーを電力線に引っ掛けるだけで,電池なしで半永久的に,無線を介して電力使用量を計測できるセンサーです.C3-lessとは,Contact(接触),exChange(電池交換),Construction(工事)という3つのCが不要であることを表しています.極めて簡単かつ安価に電気機器の使用電力や稼働状態を見える化できることから,特に工場における生産管理などへの応用で注目されています.

本製品は,学生が中心となって開発しており,特許の発明者としても学生の名前が入っています.そのような製品が本賞を受賞できたことは,高専生の持つ技術力・創造力が社会的にも十分通用するものだという一つの証明であり,大変嬉しく思います.今後も社会貢献と学生教育の両立を目指し,企業との良い関係を築いて行きたいと考えております.

受賞した研究の内容は、平成31年4月9日の日刊工業新聞23面にも掲載されており、また、水戸准教授が行っている別の研究に関する記事も平成31年4月16日の日刊工業新聞33面に掲載されました。

 

開発に携わった学生、本校卒業生及び企業の方々

 

水戸准教授と新保校長