機械工学科角田准教授がJohn Paul Stapp Best Paper Awardを受賞

機械工学科の角田陽准教授が,2018年11月12~14日にカリフォルニア州サンディエゴで開催された第62回 Stapp Car Crash ConferenceにおいてJohn Paul Best Paper Awardを受賞しました.

同会議は,インパクトバイオメカニクス(衝撃生体工学)の研究領域で世界的に最も権威のある国際会議で,毎年米国で開催されています.John Paul Stapp Best Paper Awardは,前年度のStapp会議において厳格な査読を経て発表されたものの中から傷害低減に関連するインパクトバイオメカニクスの分野に最も貢献した論文に対して贈られるものです.受賞題目は「Strain-rate dependency of axonal tolerance for uniaxial stretching」で,62回の長い歴史の中で日本人が受賞するのは今回が初めてのとのことです.

本研究は,首都大学東京大学院,独立行政法人自動車技術総合機構 交通安全環境研究所および本校の長年にわたる共同研究によるものです.本校の本科,専攻科を卒業修了した後,首都大学東京大学院に進学し,その間の5年の長きにわたって本研究に一貫して携わった学生も共著者のひとりとなっており,長年の教育と研究の両方の交流と協力の大きな成果のひとつといえるものです.

 

(左から、角田准教授と新保校長)