物質工学科 高橋教授が東京都功労者表彰(技術振興功労)を受賞しました
物質工学科の髙橋三男教授が「平成30年度東京都功労者表彰(技術振興功労)」を受賞しました。
平成30年10月1日(月)、平成30年度東京都名誉都民顕彰式及び東京都功労者表彰式が東京都庁で東京都知事出席のもと執り行われ、物質工学科 髙橋三男教授が功労者表彰(技術振興功労)として各界から選ばれた3名とともに表彰されました。
東京都功労者表彰(技術振興功労)は、科学技術発展のために尽力し、科学技術の進歩、産業の発展、都民生活の向上に貢献する優れた研究・開発等を行った者が表彰されるものです。
今回、高橋教授は、初等中等教育段階の理科教育における主体的学習や科学的思考力の育成につながる「手作り酸素センサ」の開発と、その教材化への取り組み、さらに小・中学校への無償配布や教員研修の実施等の普及活動が認められ表彰されました。
空気亜鉛電池と外部抵抗で構成された「手作りの酸素センサ」は、安全性や精度が高い上、目に見えない酸素を定量的に表示させるため、理論的思考力の育成にも役立ちます。
さらに、髙橋教授の教育現場に対する取り組みにより、「手作り酸素センサ」の有用性が認められ、新しい小・中学校学習指導要領にも気体センサに関する記述が加わったことは顕著な功績であり、今後の理科教育の創造的な発展に大きく貢献しています。