第27回高専プログラミングコンテスト課題部門で最優秀賞・文部科学大臣賞受賞!競技部門は準優勝!

第27回全国高等専門学校プログラミングコンテスト(プロコン)が平成28年10月8日・9日に三重県伊勢市で開催され、本校からは予選を突破した課題部門と競技部門の2チームが出場しました。その結果、課題部門は最優秀賞・文部科学大臣賞、競技部門は準優勝という輝かしい成績を収めました。

今年度の課題部門のテーマは、「スポーツで切り拓く明るい社会」。東京高専チームは、カヌースラローム競技に着目し、カヌーの立体的な動きと360度の視界をリアルタイムに再現・体験できるシステムの開発に取り組みました。

開発は、東京都カヌー協会会長及び、東京オリンピックでカヌー競技の会場となる東京都江戸川区の全面協力のもと、高い完成度で見事最優秀賞を獲得しました。課題部門での最優秀賞・文部科学大臣賞の受賞は、昨年度に続いて二年連続の受賞となります。

開発したシステムは、江戸川区でのイベントやくぬぎだ祭等で展示し、体験した方からは「本物のカヌーに乗っているようでとてもリアルだ」といった感想を頂くことができました。

一方、競技部門は、「ホントの魅力がミエますか?」というタイトルの競技。試合開始と同時に、木材でできた多角形のピース数十個と一つの枠が与えられ、ピースを枠にできるだけ隙間なく敷き詰めるパズルです。すべてのピースを正しくはめることができれば、三重県の名物が浮かび上がります。

各チームは試合開始と同時にカメラやスキャナを駆使してそれぞれのビースと枠の形状をコンピュータに読み取り、あらかじめ開発してきたプログラムでより多くのピースが枠にはまる配置を探索します。東京高専チームは、専用に開発した撮影ボックスを駆使してピースと枠をコンピュータに読み取り、チーム全員で練った探索アルゴリズムを駆使して見事準優勝を勝ち取りました。

今年のプロコンは、一年生から五年生まで学科に関係なく集まった約30名のチームで挑み、大変優秀な成果を収めることができました。今年の経験を来年以降のプロコンにも引き継いでほしいと思います。

(平成28年10月31日 学生課掲載)