留学生対象高専編入学前予備教育講座開催
東京高専において、3月8日(水)に日本学生支援機構(JASSO)東京日本語教育センターで学ぶ高専編入学前の留学生を対象とした予備教育講座を開催しました。本講座はこの4月から全国の高専で学ぶ留学生に技術者教育の要である実験を体験してもらうことにより、高専で学ぶ意欲をより一層高めてもらうことを目的として、毎年実施しています。
今年度は、45名の留学生が、一般教育科の基礎物理実験(力学、熱力学等)と高専の数学、機械工学科の旋盤で独楽(こま)製作、電気工学科のテスター製作、電子工学科の電磁気現象を学ぼう、物質工学科の化学基礎実験講座(ビタミンCの定量、色素増感太陽電池の作成、活性酸素を分析してみよう)の6講座から希望する講座の実験を行いました。
実験の指導は、各学科教員と技術職員のほか本校の補助学生も手伝い、参加した留学生からも親切で丁寧な説明でわかりやすいと好評でした。また、補助学生は留学生と閉会式後も一緒に記念撮影をするなど交流を深めていた様子でした。
この1年間、JASSO東京日本語教育センターで日本語の学習をしてきた留学生にとって、本講座は普段の授業とは異なり新鮮で、来年度からの高専生活の一部を事前に体験することができた有意義な時間となりました。