学生による「プログラミング教育出前授業」が行われました(八王子市立城山小学校)

【実施日時等】

日程 令和7年5月28日(水)

場所 八王子市立城山小学校(東京都八王子市元八王子町2-1767)

対象 6年生2クラス (各クラス2校時分)

講師 本校情報工学科5年、専攻科1年による教育支援グループ8名

【実施概要】

本校情報工学科では、「社会実装プロジェクト」と呼ばれる授業や社会実装を軸とした「卒業研究」におけるテーマの一つとして、小学6年生や中学生向けのプログラミング学習教材、教育手法について検討し、出前授業を実施しています。

本取り組みは、八王子市教育委員会からの要請によりスタートし、文部科学省が示すプログラミング教育のねらいに即し、情報工学科教員の指導のもとに学生主体で行われています。

八王子市内の小学校では「マイクロビット (micro:bit)」と呼ばれる小さなコンピュータが導入されています。出前授業ではマイクロビットとアクティブラーニング要素を取り入れ、児童生徒が興味を持って楽しく学べることを目指しています。

【授業内容】

本出前授業では総合の単元を利用し、まず信号機を題材にフローチャートやマイクロビットを使った基本的なプログラミングについて学んでいきます。

その後ライントレーサーのプログラミングとして、児童2人のペアとなり、光センサーからの信号を使い、モーターの動きを制御するプログラミングを行うことで、黒い線(ライン)の上を走る車を実現させます。

スライドを使いながら授業を進める学生

児童の様子を見ながら教える学生

大きなコースで児童が工夫を加えたライントレーサーを走らせる

授業の最後には、ライントレーサーのスピード調整、マイクロビットのLEDに模様を点灯させる、音を鳴らしながら走らせるなど、児童が工夫を加えたライントレーサーを走らせました。とても熱心に楽しみながら取り組んでいた様子で、興味を持ってプログラミングを行うことができたと思います。

本出前授業では、年齢が近い学生とのコミュニケーションを通し、IT分野や将来のエンジニアなどにも興味を持ってくれることも期待しています。