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平成29年度後期校長賞表彰式(今年度卒業生・修了生分)を行いました。

平成29年度後期校長賞表彰式(今年度卒業生・修了生分)を行いました。

 平成30年3月15日(木)、情報工学科5年 冨平 準喜君、瀧島 和則君、本間 朗君、飯島 拓也君、機械工学科5年 佐藤 悠之輔の校長賞表彰式を校長室にて行いました。(情報工学科5年 吉川 千里君は都合により欠席)

 本学生チームは、スポーツ観戦システム「シンクロアスリート」を実用化・製品化したことが評価対象となり、学生として、その功績が顕著であり、他の学生の模範となった者として校長賞を受賞しました。

 また、ものづくり日本大賞を受賞する等社会的に高い評価を受けている最初の試作機の性能をより高め、実用化・製品化に貢献した成果が、国立高等専門学校機構全体の名誉を高めたとして、学内のみならず、平成29年度高専機構学生表彰においても、理事長特別表彰を受賞しました。この賞は、全国52高専のうち4高専のみが受賞しています。

(左から 指導教員 松林教授、佐藤君、飯島君、本間君、新保校長、瀧島君、冨平君、指導教員 山下准教授)

 

【指導教員 松林教授、山下准教授のコメント】

 この度、学生チームが校長賞及び理事長特別表彰を受賞したことを大変嬉しく思います。

 このチームは、VR(バーチャルリアリティー)と独自に開発したモーションチェア(傾きや上下運動を再現する動く椅子)を用いて、スポーツ選手が見ている景色や選手の動きを選手目線で体験できるスポーツシミュレータを開発しました。

 前後上下左右すべての方向が撮影可能な360度カメラと、傾きを高精度に検出するためのスマートフォンを選手かその道具に取り付けることで映像と動きを取得します。

 このシステムは、あらかじめ録画した映像だけではなく、ライブモードを搭載しており、競技中の選手にカメラとスマートフォンを取り付けることができれば、今まさに躍動しているアスリートの動きを、そのまま体験することができます。

 現在は特にカヌースラローム競技を体験できるシステムとして多くの展示会やイベントに出展し、注目を集めております。

 体験いただいた方からは「本当にカヌーで川を下っているよう」「カヌーがこんなに迫力あるものとは思わなかった」といった感想を頂いているほか、子供たちにも大好評です。

 2020年の東京オリンピックでは来場者がその種目をリアルに体感できるコーナー等の設置が検討されており、今後はそのような場所で採用していただけるよう、現在企業グループと連携して実用化を進めております。

 今回の受賞は、その実用化に向けた取り組みを評価いただきました。

 

 今回受賞した学生は全員5年生で、卒業後は新しい進路を進むことになります。

 学生には、今回の開発経験や受賞経験を生かし、今後もそれぞれの環境でさらなる活躍を期待しています。

       

製品化を前提として開発されたシンクロアスリート2号機